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J-GLOBAL ID：201702248701341898   整理番号：17A0503407

土木利用における木材の劣化予測-マルコフ連鎖モデルによるシミュレーション-

著者 (2件)： 柴和宏 (富山木研) ,  長谷川益夫 (富山木研)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 67th  ページ： ROMBUNNO.N18-P2-18  発行年： 2017年02月27日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木製土木構造物で,用途に応じた耐久性確保や維持管理をしていく上で,劣化の程度を詳細に予測する手法を開発していくことは重要である。施工現場における耐用年数の予測や維持管理につなげることを目的にマルコフ連鎖モデルによる劣化予測を試みた。シミュレーションには既報による曲げ強度データ(最長で9年間野外設置した,直径10cm,長さ2m,ACQ防腐薬剤加圧注入処理した富山県産スギ間伐材丸棒)を用いた。劣化度合に応じた曲げ強度の範囲によりAからDの4段階に区分し,これらの区分に基づいた出現割合を整理した。9年経過時データより求めた遷移確率を用いてシミュレーションを行い,経過年数に対する各区分の割合の推移を予測したところ,12年,15年経過時における使用不能材は,それぞれ3割,4割程度と見積もられ,維持管理の場合の部材交換対象の目安になるものと考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *土木工学 ,  *土木構造物 ,  *木材性質 ,  *Markov連鎖 ,  *予測モデル ,  耐久性 ,  維持管理 ,  耐用年数 ,  シミュレーション ,  曲げ強さ ,  遷移確率 ,  部材
準シソーラス用語： *Markov連鎖モデル ,  劣化予測

分類 (2件)： 土木工学一般  (RC01000E) ,  木材の性質・構造  (FF05020Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： 土木 ,  木材 ,  劣化予測 ,  マルコフ連鎖モデル ,  シミュレーション