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J-GLOBAL ID:201702248738411323   整理番号:17A0681292

コミュニティ・ビジネス発展段階のモデル化に向けた一考察 -非営利組織が経営するワイナリーを事例として-

著者 (1件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 20-30(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0665A  ISSN: 2185-9973  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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国や地方自治体は,財政悪化を背景として,公共分野への民間参入を政策として進めようとしている。このような状況の中で,住民主体の地域事業「コミュニティ・ビズネス」(CB)が注目を集めている。本研究では,先行研究を整理し,CBの構成要素を抽出し,具体的な事例に学びながらCBの発展過程におけるそれらの発現時期及び様相を把握することで,発展段階のモデルの構築を試みた。その結果,CBの構成要素として,1)自発性,2)コミュニティ性,3)非営利性,4)継続性の4点が抽出された。先行研究から,仮説的な発展段階モデルを構築し,現在展開中のCB(2000年以降に設立された非営利組織が経営するワイナリー)を対象に分析を行い,その有効性を検証した。その結果,調査対象のワイナリーでは,「個人レベル」,「社会レベル」,「経済レベル」,「社会経済統合レベル」の順に発展していることが明らかになった。また,CBの事業を持続的に継続させるためには,地域課題を共有する組織の拡大を意味する「コミュニティ性の拡大」が必要であることを指摘した。本報告での分析結果は,ワイナリーもしくはワイナリーに類似した農産加工分野のCBにおいては有効であるが,他の分野のCBの発展段階に適応できるとは限らないので,今後他の分野のCBでも同様な調査を実施して,発展段階モデルの一般化を図る必要がある。
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分類 (2件):
分類
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ぶどう酒  ,  食品工業一般 
引用文献 (13件):
  • 石田正昭(2008)『農村版コミュニティ・ビジネスのすすめ-地域再活性化とJAの役割-』家の光協会.
  • 大原興太郎(1985)『稲作受託組織と農業経営』日本経済評論社.
  • 金子郁容(2003)「それはコミュニティからはじまった」本間正明・金子郁容・山内直人・大沢真知子・玄田有史『コミュニティビジネスの時代-NPOが変える産業・社会,そして個人-』岩波書店,2-43.
  • 関東経済産業局(2007)『コミュニティビジネス経営力向上マニュアル』関東経済産業局.
  • 神原理編著(2005)『コミュニティ・ビジネス 新しい市民社会に向けた多角的分析(専修大学商学研究所叢書)』白桃書房.
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