抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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長時間労働を是正し,「健康と生命」を守る人事労務管理へ向けて何が求められるかを考察した。日本の人事労務管理において,人数については,非正規化が進み,正規雇用労働者の人数・比率共に減少している。スキルレベルについては,能力開発の自己責任化が進み,労働者個々人の職務遂行能力の低下が懸念される。労働強度については,成果主義化を通じた労働強化が進み,残業を厭わず働くことが強いられている。労働時間については,労働の規制緩和の下で,労働時間管理の自己責任化が進んでいる。こうした人事労務管理によって,より少ない正規ホワイトカラー労働者が,できるだけ多くの労務量を,そしてより長い時間働くような仕組み作りが行われている。このような長時間労働を生み出す人事労務管理をいかに変えていくかを考察した。長時間労働是正に取り組む企業事例の特徴を解説した。