文献
J-GLOBAL ID:201702249024836117   整理番号:17A0482760

アラスカ州バローにおける春季北極圏オゾン枯渇期の臭素原子の生成と連鎖の伝播

Bromine atom production and chain propagation during springtime Arctic ozone depletion events in Barrow, Alaska
著者 (12件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 3401-3421 (WEB ONLY)  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
北極圏のオゾン層破壊事象(ODEs)は,Br原子の効率的な生成と再利用に依存する臭素ラジカル触媒破壊機構によって主に制御される。多数の実験室及びモデリング研究は,食塩水表面上での臭化物によるHOBr反応によるBrの異種リサイクリングの重要性を示唆した。他方,BrO-BrOラジカル反応による臭素原子の気相再生は,支配的ではないが,Br改質に効率的でオゾン破壊であると考えられてきた。事実,オゾン枯渇率はBrO自己反応の2倍にほぼ等しいと推定されている。ここでは,アラスカ州バローの2009年OASISキャンペーンからの安定した大気化学種の観測に大きく制約されたゼロ次元の光化学モデルを使用して,3月下旬の7日間の気相臭素ラジカルの伝播と臭素原子のリサイクリング機構を調査した。本研究はThompson他(2015)に提示された研究の連続で,同じモデル構造を利用した。ここでは,気相ラジカル連鎖の長さを臭素原子の気相リサイクリングの効率を客観的に定量化する基準として使用した。気相臭素連鎖の長さは,<1.5で極度に小で,周辺O<sub>3</sub>濃度に大きく依存して決定された。更に,積雪及び/あるいはエアロゾル表面から卓越的に排出されるBr<sub>2</sub>およびBrClの光分解によるBr原子の生成は,Br原子の総生成量の30~90%を占めることがわかった。この解析は,臭素の凝結相生成が,少なくとも北極圏ODEsの出現に対する気相リサイクリングと同じくらい重要で,何倍も大きいことを示唆した。したがって,BrO自己反応の速度は,O<sub>3</sub>枯渇の速度に対する十分な推定値ではなかった。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
対流圏・成層圏の地球化学  ,  気圏環境汚染 

前のページに戻る