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J-GLOBAL ID：201702249088228002   整理番号：17A0685378

亜硫酸水素塩を用いずペルオキソタングステン酸塩を用いるワンポット化学変換による5-ヒドロキシメチルシトシンの塩基分解解析

Base-Resolution Analysis of 5-Hydroxymethylcytosine by One-Pot Bisulfite-Free Chemical Conversion with Peroxotungstate

著者 (8件)： HAYASHI Gosuke (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KOYAMA Kenta (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SHIOTA Hidefumi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KAMIO Asuka (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  UMEDA Takayoshi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  NAGAE Genta (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ABURATANI Hiroyuki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  OKAMOTO Akimitsu (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 138  号： 43  ページ： 14178-14181  発行年： 2016年11月02日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 5-ヒドロキシメチルシトシン(^hmC)の塩基分解解析として,従来の亜硫酸水素塩処理を行う方法に代えて,ペルオキソタングステン酸塩(POT)を用いる新しい方法を開発した。ペルオキソタングステン酸カリウムによってオリゴヌクレオチドを酸化する最適条件を,高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて明らかにした。^hmCを含むトリヌクレオチドのみが^thT(トリ水酸化チミン)への変換を示し,C(シトシン)や^mC(5-メチルシトシン)を含むトリヌクレオチドではそのような変換は認められなかった。^hmCを含むオリゴヌクレオチドにPOT処理を行って^thTに変換した後,DNAポリメラーゼを用いたプライマー伸張法によって,対向側にヌクレオチドを組み入れる試験を行ったところ,^thTの増加と共にdATP組み入れが進行することが確認された。^hmCを複数含む一本鎖DNAに対しても本方法が適用できることが示された。二本鎖DNAに対しては,POT処理を等温下で行ったのでは不十分で熱サイクルを加えることが必要であった。^hmCを複数含む二本鎖DNA,更に,人間の頭脳のゲノムDNAに対しても本方法は適用が可能であることが示された。

シソーラス用語： *ワンポット合成 ,  *塩基組成 ,  オリゴヌクレオチド ,  ヌクレオチド配列 ,  DNAポリメラーゼ ,  タングステン酸 ,  ペルオキソ酸 ,  カリウム化合物
準シソーラス用語： トリヌクレオチド ,  ペルオキソタングステン酸カリウム

分類 (3件)： ヌクレオシド,ヌクレオチド  (CF10060K) ,  ピリミジン  (CF07103W) ,  分子構造  (EB03020Y)

物質索引 (2件)： 5-ヒドロキシメチルシトシン ,  5,6-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)-5,6-ジヒドロピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン

タイトルに関連する用語 (8件)： 亜硫酸水素塩 ,  ペルオキソタングステン酸 ,  塩 ,  ポット ,  化学 ,  塩基 ,  分解 ,  解析