抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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製紙工場や発電所では石炭を屋外に野積みして保管している。雨や粉塵防止用の散布水により水分が上昇した石炭は搬送設備での詰りや燃焼時のエネルギーロスを引き起こす。更に梅雨や台風など降水量が多い時期には,これらの障害に加えて石炭山の崩れ(流炭)が発生し,ベルトコンベアーが埋没するなど石炭の安定供給が困難となる。これらの対策として野積みしている石炭にコーティング剤を散布する方法が挙げられる。コーティング剤は石炭山の表面で石炭の粒子を結合させ固結層を形成する薬剤であり,これまでは石炭山から発生する粉塵の防止を目的として使用していた。我々は,水の浸透を抑制する強固な固結層を形成する新規コーティング剤を適用することで,粉塵対策だけでなく,石炭の水分上昇による燃焼時のエネルギーロスを低減することを提案する。(著者抄録)