UAV(Unmanned Aerial Vehicle)写真測量は,主にi-Constructionが国策として推進されている中で,その受け皿を増やすことが課題である。ドッグイヤーで開発が進む機体・ソフトは,どんどん高性能化し,反比例して廉価となっている。法定耐用年数は別として,実質の耐用年数が著しく短いが,価格に反映されない機体市場の現状において,UAV写真測量を行う上で,機体にかかるコスト削減は極めて重要である。本稿では,高機能で廉価なUAVや市販のSfM(Structure from Motion)ソフトの違いなどを検証した取組の一部を概説した。本文で示した結果を見れば,パッケージングされ市販されている小型UAVでも,サーベイ飛行で,一定精度の測量成果を得ることが可能である。