抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ゴム製Oリングは静的シール(ガスケット),動的シール(パッキン)の両方に適用できるシール材である。ゴムは性質上,製品を取り扱う際に装着しにくい,外しにくいなどの不具合が問題となることがある。ゴム製Oリングの場合は,製品同士がくっついて,相手面に固着するというトラブルに発展する場合がある。本報では,Oリングの固着現象,固着メカニズムおよび固着に影響を与える因子について説明した。代表的な固着防止手法として,配合による手法,表面改質による手法,およびポリマー設計による手法を紹介した。固着低減を目的として開発された製品として,表面改質手法を用いたニューラバフロン(ラバフロンは登録商標),独自の配合手法を用いて固着低減を図った非粘着用フッ素ゴムD2730を紹介した。