文献

J-GLOBAL ID：201702249259541170   整理番号：17A1131185

脳卒中後の運動皮質機能のTMS対策:メタ分析【Powered by NICT】

TMS measures of motor cortex function after stroke: A meta-analysis

著者 (2件)： McDonnell Michelle N. (School of Health Sciences, Sansom Institute for Health Research, University of South Australia, Adelaide, South Australia, Australia) ,  Stinear Cathy M. (Department of Medicine, Centre for Brain Research, University of Auckland, Auckland, New Zealand)
資料名： Brain Stimulation  (Brain Stimulation)
巻： 10  号： 4  ページ： 721-734  発行年： 2017年 
JST資料番号： W3152A  ISSN： 1935-861X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 経頭蓋磁気刺激(TMS)は,皮質運動野興奮性,皮質内機能,および大脳半球間の相互作用における脳卒中の影響を測定するために一般的に用いられている。半球間阻害モデルは,脳卒中後の運動機能の回復は非対称大脳半球間抑制と皮質運動興奮性のリバランシングと関連していることを仮定する。このモデルは影響を受けない運動皮質興奮性を抑制し,影響を受けた運動皮質興奮性を容易にするために神経調節技術を使用するための理論的根拠を形成する。しかし,脳卒中後の運動回復を促進する神経調節技術を使用するための証拠基盤は決定的ではない。このメタ分析の目的は,皮質運動野興奮性,皮質内機能,および大脳半球間抑制の測定を比較し,脳卒中患者,および健常成人で行われた対策の影響側と非影響側半球にあった。文献検索は,成人脳卒中患者における運動皮質のTMS対策を行った研究を同定するために実施した。二人の著者独立に抽出したデータと,研究の質を評価した。TMS対策は脳卒中患者の健側半球との比較して,罹患半球と健常対照者の間,および影響を受けない半球と健常対照者の間であった。分析は,反応を記録した筋によって分類したデータ,時間脳卒中後(<3か月,及び6か月以上)に従って別々に行った。メタ分析はランダム効果モデルを用いて行った。844の研究を同定し,メタ分析に含まれる112研究。結果は筋肉群間で非常に類似していた。罹患半球M1興奮性は脳卒中後の影響を受けないと健康な対照M1興奮性よりも低かった。罹患半球短間隔皮質内抑制(SICI)は脳卒中後の早期影響と健康な対照SICIより低く,慢性期では差がなかった。は影響を受けない半球と健常対照者間で検出された差はなかった。だけでなく,半球または時間脳卒中後の明確な効果であることを大脳半球間抑制の七つの研究した。脳卒中の神経生理学的効果は,主として罹患半球に局在する,は影響を受けない半球または不均衡な大脳半球間抑制の超興奮性の明確な証拠は存在しない。これは直接影響を受けたM1興奮性を促進する脳卒中後の回復を促進するための影響を受けないM1興奮性を抑制するよりもより有益である可能性があることを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 上肢 ,  文献検索 ,  相互作用 ,  *脳卒中 ,  *皮質 ,  成人 ,  *運動野 ,  興奮 ,  非対称性 ,  *メタ分析 ,  大脳半球
準シソーラス用語： 脳卒中患者 ,  神経調節 ,  皮質興奮性 ,  経頭蓋磁気刺激 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： ストローク ,  モータ ,  経頭蓋磁気刺激 ,  上肢

分類 (2件)： 神経の臨床医学一般  (GN01030H) ,  リハビリテーション  (GB06000Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： 脳卒中 ,  運動皮質 ,  TMS ,  対策 ,  メタ分析