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J-GLOBAL ID：201702249397180942   整理番号：17A1410126

金属プロセスと素材の最近の研究開発動向 反応プロセスを理解するためのX線分析

著者 (1件)： 篠田弘造 (東北大 多元物質科研)
資料名： 金属  (Materials Science & Technology)
巻： 87  号： 11  ページ： 945-949  発行年： 2017年11月01日 
JST資料番号： F0157A  ISSN： 0368-6337  CODEN： KNZKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 材料開発を進める上で考慮すべき,金属の物理化学的安定性制御による酸化還元や溶解溶出,周囲の化学種との相互作用や反応を考える際には,反応プロセスを理解することが重要である。対象物質中の目的金属種に対しppmオーダの希薄条件でも非破壊かつ元素選択的に局環境構造,化学状態を知ることができるX線吸光分光法(XAS)は,そのような目的には有効である。本稿では,水溶液中における鉄の酸化プロセスと,アルコール溶液中における銅の還元プロセスの適用例を紹介した。まず,XASを用いた鉄の酸化進行過程の分析(水酸化鉄溶液とこれに珪酸イオン,硫酸イオンを添加したときの鉄化合物粒子構造の経時変化,反応溶液中に硫酸イオンを添加したときのFe K EXAFSスペクトルのFourier変換により求めたFe原子周辺の動径構造関数など)について説明した。次に,アルコール溶液中における金属還元過程分析の事例(室温から120°CまでのCu K XANESスペクトル変化)について解説した。

シソーラス用語： X線吸収分光法 ,  *材料設計 ,  *プロセス開発 ,  酸化還元反応 ,  溶解 ,  溶出 ,  化学種 ,  相互作用 ,  化学的性質 ,  反応機構 ,  *X線分析 ,  EXAFS ,  スペクトロスコピー ,  XANES ,  局所構造 ,  化学的状態
準シソーラス用語： 化学状態 ,  *材料開発

分類 (2件)： 金属組織観察法  (WB01010R) ,  その他の構造決定法  (BK01070L)

タイトルに関連する用語 (7件)： プロセス ,  素材 ,  研究 ,  開発動向 ,  反応プロセス ,  理解 ,  X線分析