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J-GLOBAL ID：201702249448886066   整理番号：17A0702923

脱プロトン化GFP発色団とその生体模倣からの共鳴電子放出の機構【Powered by NICT】

Mechanism of resonant electron emission from the deprotonated GFP chromophore and its biomimetics

著者 (10件)： Bochenkova Anastasia V. (Department of Chemistry, Lomonosov Moscow State University, 119991 Moscow, Russia. [e-mail]) ,  Mooney Ciaran R. S. ,  Parkes Michael A. ,  Woodhouse Joanne L. ,  Zhang Lijuan ,  Lewin Ross ,  Ward John M. ,  Hailes Helen C. ,  Andersen Lars H. ,  Fielding Helen H.
資料名： Chemical Science (Web)  (Chemical Science (Web))
巻： 8  号： 4  ページ： 3154-3163  発行年： 2017年 
JST資料番号： U7042A  ISSN： 2041-6539  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バイオイメージングで広く使用されている,緑色蛍光蛋白質(GFP)は光が誘導する酸化還元変換を受けることが知られている。電子移動はその発色団の励起状態を通しての共鳴的に起こると考えられている;が,発色団の電子ゲートウェイ状態の詳細な理解は,まだ得られていない。ここでは,光電子分光法と高レベル量子化学計算を用いてUV励起後,発色団アニオンにおける超高速電子動力学を開放連続状態に強く結合した励起形状共鳴を経由して進行することを示した。この状態の影響は全355 315nm励起範囲にわたって見られ,高位連続体の開口を以下に最初の束縛-束縛遷移を以上であった。光脱離チャンネル中の電子ダイナミックスのもつれを解くことにより,電子ゲートウェイ状態の断熱位置,348nmに位置するための重要な基準を提供し,文献に報告されている光電子スペクトルの奇妙大きな幅の源を発見した。GFP発色団に化学修飾を導入することによって,著者らは,基本的な励起状態動力学,脱離しきい値とゲートウェイ状態の位置を系統的に変化させることができることを示した。これはGFP発色団の固有の電子放出特性の微調整を可能にし,その機能に重要な意味を持っている,生体模倣GFP発色団が光酸化に対してより安定であることを示唆した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： アニオン ,  酸化還元反応 ,  *脱プロトン ,  脱着 ,  光電子分光法 ,  *電子放出 ,  電子移動 ,  *発色団 ,  光電子スペクトル ,  励起状態 ,  光酸化 ,  励起 ,  緑色蛍光タンパク質
準シソーラス用語： 励起状態動力学 ,  量子化学計算 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (5件)： 有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  (BH06062I) ,  付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  分子の電子構造  (BH05010Q) ,  有機化合物のルミネセンス  (BM08094A) ,  八員環以上の複素環化合物  (CF07120T)

タイトルに関連する用語 (6件)： 脱プロトン化 ,  GFP ,  発色 ,  生体模倣 ,  共鳴 ,  電子放出