抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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過去40年間,原子炉は大型化により成長してきたが,現在の大型原子炉は,資本費用が高く建設が長いため,発電コストが高いのは事実である。現在のプロジェクトは,計画に8~10年,建設に8~10年要することを,実証している。資本費用は,kWあたり4000~5000ポンドになり,英国の10年前の原子力白書よりも3倍に膨れ上がっている。消費者は,低炭素エネルギーのためにプレミアムを支払う用意はあるにしても,電気料金を65ポンド/MWh以下に引き下げる必要がある。原子力発電で風力発電のような原価低減が起きなかったのは,たび重なる設計変更,サプライチェーンの変更,経験の利点を活かしきれてないことである。発電コスト低減の方策として,標準設計の採用,設計の単純化,小型モジュール炉(SMR)の採用が挙げられる。モジュール工法は既に原子力潜水艦に採用されており,SMRは上記の問題に取り組む機会を提供する。300MWのSMRの発電コストは65ポンド/MWhに接近すると予測され,英国においてCCGTと競争力を持つものである。