文献
J-GLOBAL ID:201702249505421056   整理番号:17A1477888

意思決定プロセスモデルによる群集流動シミュレーション

A Simulation of Crowd Behavior with Decision Making Process Model
著者 (5件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: AG16-H_1-11(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0128A  ISSN: 1346-8030  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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既存の歩行者行動モデルの1つであるMoussidらのヒューリスティックモデルでは周囲の障害物の存在を考慮した上で,目的点に最も近づけそうな進行方向を選択している。本論文では,混雑状態の群集を対象に前記モデルを適用すると,歩行者エージェントが身動きが取れなくなってスタックするという非現実的な振舞いが発生するので,歩行者が将来軌道を計画する際の行動ヒューリスティクスを再定義した。また,歩行者の現在速度に起因した慣性力の影響を考慮していないので,曲がり角付近で不自然な蛇行が発生するため,歩行者身体の運動特性に基づいて駆動速度を決定する歩行者行動モデルを提案した。実際に,1)単独歩行者挙動,2)狭窄部を通過する歩行者流動,3)直線通路における対向流,4)複雑通路における対向流といった仮想的なシナリオでの群集流動シミュレーションを行い,Moussidらのモデルではスタッキングが発生する環境でも自然な軌跡で移動できた。また,歩行者行動特性を定量的に比較するために歩行者の発生総数を変化させ,平均旅行時間の変化を調べたところ本モデルの平均旅行時間はMoussidらのモデルよりも小さくなり,その差は発生総数の増加に伴って大きくなることを確かめた。
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分類 (3件):
分類
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計算機シミュレーション  ,  人工知能  ,  その他のオペレーションズリサーチの手法 
引用文献 (8件):
  • [Duives 13] Duvies, D.C., Daamen, W., Hoogendoorn, S.P.: “State-of-the-art crowd motion simulation models”, Transportation Research Part C, vol.37, pp.193-209, 2013.
  • [Helbing 09] Helbing, D., Johansson, A.: “Pedestrian, crowd and evacuation dynamics”, In: Meyers, R.A. (ed.), Encyclopedia of Complexity and System Science, vol.16, pp.6476-6495, Springer, 2009.
  • [Helbing 15] Helbing, D., Brockmann, D., Chadefaux, T., Donnay, K., Blanke, U., Woolley-Meza, O., Moussaid, M., Johansson, A., Krause, J., Schutte, S., Perc, M.: “Saving human lives: What complexity science and information systems can contribute”, Journal of Statistical Physics, vol.158, no.3, pp.735-781, 2015.
  • [廣川 16] 廣川雄一,西川憲明,浅野俊幸,坂井隆志,山田武志,印南潤二:“都市河川氾濫時における大規模避難シミュレーションの可視化”,第44回可視化情報シンポジウム,可視化情報,vol.36, suppl. no.1, 2016.
  • [Moussaid 11] Moussaid M., Helbing D., Theraulaz G.: “How simple rules determine pedestrian behavior and crowd disasters”, Proc. Natl. Acad. Sci. USA, vol.108, no.17, pp.6884-6888, 2011.
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