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J-GLOBAL ID：201702249597618350   整理番号：17A1566725

モヤモヤ病における皮質微小血管新生の幾何学的複雑性【Powered by NICT】

Geometrical Complexity of Cortical Microvascularization in Moyamoya Disease

著者 (7件)： Komatsu Katsuya (Department of Neurosurgery, Sapporo Medical University, Sapporo, Japan) ,  Mikami Takeshi (Department of Neurosurgery, Sapporo Medical University, Sapporo, Japan) ,  Suzuki Hime (Department of Neurosurgery, Sapporo Medical University, Sapporo, Japan) ,  Akiyama Yukinori (Department of Neurosurgery, Sapporo Medical University, Sapporo, Japan) ,  Enatsu Rei (Department of Neurosurgery, Sapporo Medical University, Sapporo, Japan) ,  Wanibuchi Masahiko (Department of Neurosurgery, Sapporo Medical University, Sapporo, Japan) ,  Mikuni Nobuhiro (Department of Neurosurgery, Sapporo Medical University, Sapporo, Japan)
資料名： World Neurosurgery  (World Neurosurgery)
巻： 106  ページ： 51-59  発行年： 2017年 
JST資料番号： A1144A  ISSN： 1878-8750  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 微小血管直径の拡張は,モヤモヤ病では認識され,微小血管新生と呼ばれている。本研究の目的は,画像解析を用いたモヤモヤ病における皮質微小血管新生を特性化し,皮質表面周辺の側副ネットワークの発生機序を調べることである。モヤモヤ病患者14例の20半球側の全を本研究に含めた。術中画像から,皮質表面画像を抽出し,二値画像を作成した。脳表面(血管画分;VF)の微小血管とボックスカウントフラクタル次元(Db)値の比を計算した。モヤモヤ病群のVFおよびDb値は,アテローム性動脈硬化症と非虚血性疾患群のそれと比較し,臨床的および放射線学的因子の観点から評価した。VFはアテローム性動脈硬化症群と比較してモヤモヤ病群で有意に高く,Dbはアテローム性動脈硬化症と非虚血性疾患群と比較してモヤモヤ病群で有意に高かった。モヤモヤ病群では,VFは,磁気共鳴血管造影(MRA)スコアと中程度の相関を示した。さらに,Dbは小児患者で有意に高かった,虚血症状の存在下で,ツタ符号の存在下で,Dbはモヤモヤ病におけるMRAスコアと脳血流と中程度の相関を示した。モヤモヤ病患者では,皮質微小血管新生は軟膜動脈の増加したDbと拡張を示した。モヤモヤ病では,皮質微小血管新生は臨床的および放射線学的因子と関連している。微小血管新生は,モヤモヤ病における虚血状態における補償機構であるかもしれない。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： フラクタル次元 ,  ネットワーク ,  脳血流 ,  アテローム性動脈硬化症 ,  *モヤモヤ病 ,  MRアンギオグラフィー ,  画像分析 ,  動脈 ,  虚血 ,  患者 ,  *皮質 ,  *血管 ,  キャラクタリゼーション ,  放射線医学
準シソーラス用語： *微小血管 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (3件)： 虚血 ,  微小血管新生 ,  モヤモヤ病

分類 (2件)： 循環系の基礎医学  (GJ01020K) ,  循環系の疾患  (GJ03000C)

タイトルに関連する用語 (6件)： モヤモヤ病 ,  皮質 ,  微小 ,  血管新生 ,  幾何学 ,  複雑性