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J-GLOBAL ID:201702249623084822   整理番号:17A0546193

Shiga毒素が膜上クラスター形成するメカニズム

Mechanism of Shiga Toxin Clustering on Membranes
著者 (12件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 314-324  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: W2326A  ISSN: 1936-0851  CODEN: ANCAC3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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大腸菌由来の細菌性Shiga毒素様毒素は,溶血性尿毒症症候群をもたらす病理学的徴候に大きく関与している。細菌性Shiga毒素は,対応する細胞レセプターであるグリコスフィンゴリピド系グロボトリアオシルセラミド(Gb3/CD77)と相互作用するが,これは,毒素が標的細胞へと侵入する最初のステップとなる。今までの研究により,形質膜上に毒素分子のクラスターが確認されたが,形質膜と毒素分子クラスターとの間の直接的相互作用については不明であった。すなわち,このクラスター形成が起こる正確なメカニズムについては,ほとんどわかっていない。本研究において著者らは,ベシクルと細胞システムを用いて,さらに,コンピューターシミュレーションを行ったところ,弯曲による線張力,高さ,構成的ミスマッチ,脂質や溶媒の減少では,Shiga毒素分子のクラスター形成を駆動することができないことを示した。一方,粗視化コンピューターシミュレーションを用いると,クラスター形成と膜変動の毒素ナノ粒子駆動抑制との間の相関が見出された。また,実験においても,クラスター形成は,毒素分子が,膜表面にしっかりと結合するために必要であることが確認された。以上の結果より,膜変動により誘発された力により,毒素分子間に効果的な引力が発生したものと予想される。この力に類似した強度としては,1nm幅で分離した静電力が挙げられる。
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分類 (6件):
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計算理論  ,  計算機シミュレーション  ,  生物物理的研究法  ,  蛋白質・ペプチド一般  ,  生体膜一般  ,  細胞学一般 
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