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J-GLOBAL ID:201702249631600365   整理番号:17A0651625

日本の花崗岩研究史の概要と花崗岩系列の提唱

著者 (1件):
資料名:
号: 48  ページ: 3-6  発行年: 2017年05月30日 
JST資料番号: F1956A  ISSN: 1345-7403  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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日本における初期の花崗岩研究では,岩石化学的変化に対する主な考え方はマグマの結晶分化作用によるものであった。筆者は,花崗岩に関連する鉱床に関して,母岩の花崗岩の定量的な記載から,山陰・白川帯のモリブデンと山陽・高取帯のタングステンとに二分できることを見出し,両者の相違はFe2O3/FeOで顕著に現れており,モリブデンは酸化的,タングステンは還元的花崗岩質マグマから生成されたことを明らかにした。すなわち,地球上に存在する花崗岩類がチタン鉄鉱系列と磁鉄鉱系列とに分けられることを発見した。日本列島のような若い島弧では,酸化的マグマの生成には含水海洋底地殻の存在が,還元的マグマの生成には基盤堆積岩類の含有炭質物の量とその花崗岩質マグマへの関与が,重要であった。それぞれの花崗岩系列に伴う鉱物資源の違いについても記述した。
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分類 (2件):
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深成岩  ,  鉱床成因論 
引用文献 (14件):
  • Bekker, A., Holland, H. D., Young G. M. and Nesbitt, H. W. (2003) Fe2O3/FeO ratio in average shale though time: A reflection on the stepwise oxidation of the atmosphere? GSA Geosci. Horizons, Seattle 2003, p. 83.
  • Gorai, M. (1944) Petrological study on the plutonic rocks of Gosaisho-Takanuku district, southern Abukuma Plateau. Mem. Fac. Sci., Kyushu Imperial Univ., Series D2, p. 239-321.
  • Ishihara, S. (1971) Modal and chemical composition of the granitic rocks related to the major molybdenum and tungsten deposits in the Inner Zone of Southwest Japan. Jour. Geol. Soc. Japan, v. 77, p.441-452.
  • Ishihara, S. (1977) The magnetite-series and ilmenite-series granitic rocks. Mining Geology, v. 27, p. 293-305.
  • Ishihara, S. (1981) The granitoid series and mineralization. Economic Geol. 75th Aniv. Vol., p. 458-484.
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