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J-GLOBAL ID：201702249793745896   整理番号：17A0488611

防災集団移転促進事業の計画策定に関わる住民と行政との関係 気仙沼市と宮古市における住民組織の設立と活動経緯に注目して

THE ADMINISTRATION-COMMUNITY RELATIONSHIP IN PLAN FORMULATION FOR PROJECTS FOR PROMOTING COLLECTIVE RELOCATION: Focusing on community groups’ establishment and subsequent activities in Kesennuma and Miyako cities

著者 (4件)： 森傑 (北大 大学院工学研究院) ,  黒坂泰弘 (鹿島建設) ,  森下満 (北大 大学院工学研究院) ,  野村理恵 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
号： 734  ページ： 929-939  発行年： 2017年04月30日 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東日本大震災による防災集団移転促進事業(防集事業)の計画プロセスにおいて各種利害関係者の計画策定への参画を調査し,合意形成について考察した。気仙沼市と宮古市を対象に,防集事業に関する行政担当者,専門家へのヒアリング及び現地調査を行い,事業フェーズ,住民と行政との関係,住民組織の確立等を考察した。その結果,1)気仙沼市では地区住民の主体的発案によって住民組織が設立され,行政に頼らない復興初動期及び合意形成期を経たこと,2)宮古市では合意形成期以降の住民組織立ち上げ・検討プロセスは行政主導であること,等の知見を得た。

シソーラス用語： 岩手県 ,  宮城県 ,  震災 ,  *災害復旧 ,  *人口移動 ,  公共事業 ,  *住民参加 ,  意思決定 ,  行政 ,  現地調査 ,  宮古市 ,  気仙沼市 ,  東日本大震災 ,  *高台移転 ,  職種別従事者 ,  合意
準シソーラス用語： スペシャリスト ,  合意形成

分類 (1件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (20件)：

• 1) 石丸時大・森傑・野村理恵:復興整備計画からみる防災集団移転促進事業の空間的特徴 気仙沼市の協議会型集団移転に注目して,日本建築学会計画系論文集,第80巻,第715号,pp. 1979-1989,2015.9
• 2) 石川永子・池田浩敬・澤田雅浩・中林一樹:被災者の住宅再建・生活回復から見た被災集落の集団移転の評価に関する研究 新潟県中越地震における防災集団移転促進事業の事例を通して,都市計画論文集,43(3),pp. 727-732,2008.10
• 3) 青砥穂高・熊谷良雄・糸井川栄一・澤田雅浩:新潟県中越地震による中山間地域集落からの世帯移転の要因と世帯移転が集落コミュニティに及ぼす影響に関する研究,地域安全学会論文集,(8),pp. 155-162,2006.11
• 4) 小野田泰明・加藤優一・佃悠:災害復興事業における計画実装と自治体の組織体制 東日本大震災における宮城県の復興事業を対象として,日本建築学会計画系論文集,第80巻,第717号,pp. 2523-2531,2015.11
• 5) 国土交通省都市局:東日本大震災の被災地における市街地整備事業の運用について(第1編 防災集団移転促進事業),平成25年9月,http://www.mlit.go.jp/common/001014480.pdf(参照2016.3.31)

タイトルに関連する用語 (14件)： 防災 ,  集団 ,  移転 ,  促進 ,  事業 ,  計画 ,  住民 ,  行政 ,  気仙沼 ,  宮古市 ,  組織 ,  設立 ,  活動 ,  注目