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J-GLOBAL ID：201702249810946797   整理番号：17A0962901

有機超伝導体における強磁場中異常超伝導状態の微視的研究

著者 (5件)： 井原慶彦 (北大 理) ,  福岡脩平 (北大 理) ,  河本充司 (北大 理) ,  GOMES-GARCIA Carlos J. (バレンシア大) ,  佐々木孝彦 (東北大 金属材料研)
資料名： 東北大学金属材料研究所強磁場超伝導材料研究センター年次報告  (Annual Report. High Field Laboratory for Superconducting Materials, Institute for Materials Research, Tohoku University)
巻： 2016  ページ： 55  発行年： 2017年06月 
JST資料番号： X0986A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Feイオンが導入されたβ′′-(BEDT-TTF)₄[(H₃]O)Fe(C₂O₄]・C₆H₅NO₂塩はゼロ磁場中ではT_c=6K程度で超伝導転移を示すが,磁場中で超伝導が抑制された後,強磁場中でもう一度超伝導状態が誘起される磁場誘起超伝導状態の可能性が指摘されている。今回行った強磁場中NMR実験から磁場誘起超伝導状態を直接観測することはできなかったが,1/T₁Tの増大と超伝導の発現が密接に関係していることが分かっており,1/T₁Tの増大はこの塩においてT_cが高いことと関連している可能性がある。

シソーラス用語： *有機超伝導体 ,  強磁場 ,  超伝導 ,  カルボン酸エステル ,  カルボン酸塩 ,  ジカルボン酸 ,  脂肪族カルボン酸 ,  オレフィン化合物 ,  *炭素13NMR ,  *スピン-格子緩和 ,  硫黄複素環化合物
準シソーラス用語： シュウ酸塩 ,  *核スピン-格子緩和

分類 (2件)： 有機物系超伝導体の物性  (BM04024Z) ,  有機化合物のNMR  (BM07044Q)

物質索引 (1件)： BEDT-TTF

引用文献 (1件)：

• Y. Ihara, et al., PRB 94, 064504 (2016).

タイトルに関連する用語 (3件)： 有機超伝導体 ,  強磁場 ,  研究