抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
目的:子宮頸癌組織と子宮頚癌細胞系における微小RNA(miR)-29aの発現及びその上方制御後の子宮頸癌SiHa細胞の増殖、アポトーシス、浸潤及び移動などの悪性生物学的行為に対する影響を調べる。【方法】1)組織標本を検出した。【方法】2014年7月から2016年7月まで,中国医科大学の付属病院において,160例の子宮頚部組織標本を採取し,リアルタイム蛍光定量的ポリメラーゼ連鎖反応(qRT-PCR)によってmiR-29aの発現を検出した。子宮頸癌組織におけるmiR-29aの発現と臨床病理特徴との関係を分析した。(2)細胞学実験。異なる種類のヒト子宮頸癌細胞系(SiHa,HeLa,Caski,およびC33a)およびヒト正常子宮頚部細胞系Ectl/E6E7におけるmiR-29aの発現を,qRT-PCRによって検出した。miR-29aの発現が最も低い子宮頸癌細胞系SiHaを選択し、その後、miR-29a mimicsを用いてSiHa細胞をトランスフェクションし、qRT-PCRを用いてトランスフェクション後の細胞miR-29aの発現変化を測定した。CCK-8法によりトランスフェクション後の細胞増殖活性の変化を測定し、フローサイトメトリーによりトランスフェクション後の細胞アポトーシス率の変化を測定し、Transwell実験によりトランスフェクション後の細胞移動と浸潤能力の変化を測定した。【結果】子宮頚部扁平上皮癌におけるmiR-29aの発現は,HSIL,LSIL,および正常な子宮頚部組織におけるそれらより低かった(P<0.05)。HSIL組織におけるmiR-29aの発現はLSILと正常な子宮頚部組織より低く(P<0.05)、LSILと正常な子宮頚部組織間のmiR-29aの発現は統計学的有意差がなかった(P>0.05)。【結果】miR-29aの発現は,子宮頸癌細胞系(SiHa,HeLa,Caski,およびC33a)におけるmiR-29aの発現と相関していた(P<0.05),そして,SiHa細胞はmiR-29a mimicsによってトランスフェクションした後に,正常な子宮頚部細胞と比較して有意に減少した(P<0.05)。miR-29a発現レベルは増加し(P<0.05)、細胞増殖活性は低下し(P<0.05)、細胞アポトーシス率は高くなり(P<0.05)、細胞移動と浸潤能力は低下した(P<0.05)。結論:miR-29aは子宮頸癌組織と細胞において低発現を示し、miR-29aの発現を上方制御することで、子宮頸癌SiHa細胞の増殖及び浸潤移動能力を抑制し、細胞アポトーシスを促進することができる。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】