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J-GLOBAL ID：201702250128127596   整理番号：17A0282541

内湾および干潟における物質循環と生物生産【67】瀬戸内海漁獲量の減少要因 8.貝類-とくにアサリ-

Material Circulation and Production in Estuary and Tidal Flat-67 Factors of the depletion of fish catch in Seto Inland Sea-8 Shellfish-mainly the decrease of the catch of short-necked clam-

著者 (1件)： 佐々木克之
資料名： 海洋と生物  (Aquabiology)
巻： 39  号： 1  ページ： 58-62  発行年： 2017年02月15日 
JST資料番号： S0220B  ISSN： 0285-4376  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,瀬戸内海の貝類の中でもっとも漁獲量が大きかったが,その後急激に減少したアサリについて,減少原因について考察した。アサリ資源の主要な減少要因は,埋め立てによる棲息場の喪失,水質規制によって引き起こされた栄養塩不足によるアサリ餌料としての植物プランクトンの減少,アサリの棲息場である底質環境の悪化であった。今後,アサリ漁場における親貝・浮遊幼生・稚貝の分布,およびそれらの分布を決めている要因,アサリの餌料,食害生物の把握と除去,アサリに好適な底質について,総合的に調査する必要があった。

シソーラス用語： 瀬戸内海 ,  *アサリ ,  漁獲量 ,  植物プランクトン ,  自然環境 ,  栄養塩類 ,  埋立
準シソーラス用語： 栄養塩 ,  漁獲圧 ,  *漁場管理 ,  底質環境

分類 (2件)： 漁場・漁況  (FH03020R) ,  魚類以外の水産動物  (FH02030V)

タイトルに関連する用語 (9件)： 内湾 ,  干潟 ,  物質循環 ,  生物 ,  瀬戸内海 ,  漁獲量 ,  要因 ,  貝類 ,  アサリ