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J-GLOBAL ID：201702250188355236   整理番号：17A1307305

大型素形材製品~材料および加工技術の進歩と部材への適用~高性能遠心鋳造ハイスロールの開発

著者 (1件)： 辻本豊 (クボタ)
資料名： 素形材
巻： 58  号： 10  ページ： 7-12  発行年： 2017年10月20日 
JST資料番号： S0824A  ISSN： 0910-1985  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 熱間仕上圧延工程で使用される圧延用ワークロールにおいて,耐摩耗性・耐肌荒れ性に優れたハイスロールの適用が進んでいる。本稿では,外層材の耐肌荒れ性を向上することで,厳しくなるロールの使用環境に対応したハイスロールの開発について紹介した。従来の開発軸に加え,引張強さを向上させることを開発コンセプトとし,目標特性を設定した。技術課題として,引張強さの向上,組織微細度及びMC型炭化物量の維持,高硬度の維持,および開発材のスケールアップに取り組んだ。開発にあたって,基礎実験,実機サイズ材の評価,実機ロールの複合化評価,および実機ミルでの評価を実施した。新開発ハイスロールは,耐肌荒れ性が向上し,圧延成績では約27%の向上が認められた。

シソーラス用語： 熱間圧延 ,  仕上圧延 ,  *ワークロール ,  *高速度鋼 ,  高合金鋼 ,  高炭素鋼 ,  耐摩耗性 ,  *表面性状 ,  引張強さ ,  炭化物 ,  析出物 ,  硬度 ,  スケールアップ ,  加工面 ,  熱間圧延機 ,  遠心鋳造 ,  圧延欠陥 ,  寿命延長

分類 (1件)： 圧延設備  (WC06040K)

引用文献 (4件)：

• 大段ら:「優れた耐摩耗性を有する高合金グレンロールの開発」鋳造工学,2013年PP361-364
• 森川ら:「遠心力鋳造ハイスロールの開発」材料とプロセス,1996年PP988-991
• 辻本ら:「微細組織を有する耐肌荒れ型高性能ハイスロール」材料とプロセス,2002年PP994
• 橋本ら:「ホットストリップミル仕上スタンド用高クロムワークロールの表面損傷」クボタ技報,1982年VO.7,PP21-33

タイトルに関連する用語 (5件)： 大型 ,  素形材 ,  高性能 ,  遠心鋳造 ,  開発