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J-GLOBAL ID:201702250252988734   整理番号:17A0317433

注射可能なヒドロゲルからのフェルラ酸の徐放によるCisd2欠損心筋細胞における酸化ストレス誘発性損傷の回復【Powered by NICT】

Recovery of oxidative stress-induced damage in Cisd2-deficient cardiomyocytes by sustained release of ferulic acid from injectable hydrogel
著者 (14件):
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巻: 103  ページ: 207-218  発行年: 2016年 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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加齢関連酸化ストレスは心血管疾患(CVD)の主要な危険因子と考えられており,ミトコンドリア機能障害及び反応性酸素種(ROS)の過剰産生と関連する可能性がある。Cisd2はミトコンドリア外膜蛋白質であり,哺乳類の寿命を制御する上で重要な役割を果たしている。,天然抗酸化剤であるフェルラ酸(FA)は心血管機能を改善し,発症CVDプロセスを阻害することができた。しかし,抗酸化分子と治療直接投与は安定性とバイオアベイラビリティ問題のために挑戦的である。本研究では,FAを含む熱感受性キトサンゼラチンベースヒドロゲルを用いて,酸化ストレス下でCisd2~ / マウスの人工多能性幹細胞由来Cisd2欠損(Cisd2~ / )心筋細胞(CM)を処理した。結果は,開発したヒドロゲルは,FAの持続的放出を提供し,細胞生存率を増加させることを明らかにした。FA負荷ヒドロゲルの後処理はカタラーゼ活性を増加させ,内因性活性酸素種(ROS)産生の低下を介してCisd2~ / CMにおける酸化ストレス誘導損傷を効果的に減少させた。FA負荷ヒドロゲルのin vivo生体適合性を皮下注射したウサギと心筋内注射Cisd2~ / マウスで確認された。これらの結果から,感熱性FA負荷ヒドロゲルは酸化ストレス誘導損傷からCisd2~ / CMを救うことができたとCVDの将来の治療への応用可能性があることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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医用素材  ,  生物薬剤学(基礎) 
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