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J-GLOBAL ID:201702250268839099   整理番号:17A0090471

Raf様MAPKKK遺伝子GhRaf19は,ワタにおいて乾燥と塩分に対する耐性を負に制御し,活性酸素種を調節することによって寒冷ストレスを正に制御する

A Raf-like MAPKKK gene, GhRaf19, negatively regulates tolerance to drought and salt and positively regulates resistance to cold stress by modulating reactive oxygen species in cotton
著者 (6件):
資料名:
巻: 252  ページ: 267-281  発行年: 2016年11月 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
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マイトジェン活性化蛋白質キナーゼキナーゼキナーゼ(MAPKKKs)は,MAPKカスケードのトップレベルで機能し,植物の発生とストレス応答に重要な役割を果たす。MAPKKKsがMAPKカスケードの最大のファミリーをなすにも関わらず,Raf様MAPKKKsは,特に経済的に重要な作物であるワタではほとんど機能が同定されていなかった。本研究では,ワタで初めて,Raf様MAPKKK遺伝子,GhRaf19を特性解析した。筆者らのデータは,GhRaf19の発現がPEGとNaClによって阻害され,寒冷(4°C)とH2O2によって誘導されたことを示す。さらに,GhRaf19がウイルス誘導遺伝子サイレンシング(VIGS)を用いてワタでサイレンシングされたときに,乾燥と塩分ストレスに対する耐性が増加し,活性酸素種(ROS)の蓄積が減少し,ROS関連遺伝子発現が増加した。これらの結果と矛盾なく,N.benthamianaにおいて過剰発現したGhRaf19は乾燥と塩分に対する耐性を低下した。しかし,GhRaf19のサイレンシング植物はワタにおいて寒冷に対する耐性が低下することを示し,この影響はROSの蓄積と相関した。反対に,N.benthamianaで過剰発現したGhRaf19は,寒冷に対する耐性を増した。ROS関連抗酸化遺伝子/酵素の発現と活性のレベルを上げることによって,寒冷に対する耐性を増強した。これらの結果は,ワタにおいて,GhRaf19が乾燥と塩分に対する耐性を負に制御し,細胞のROSを調節することによって寒冷ストレスに対する耐性を正に制御することを示す。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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繊維料作物  ,  分子遺伝学一般 

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