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J-GLOBAL ID：201702250311454573   整理番号：17A1000513

マルチパス低遅延環境運用を志向したUTW-DFTs-OFDM方式

A UTW-DFTs-OFDM without Symbol Overlapping for Short Delay Multi-Path Environment

著者 (6件)： 泉直樹 (京大 大学院情報学研究科) ,  児玉洋介 (京大 大学院情報学研究科) ,  栗木寛斗 (京大 大学院情報学研究科) ,  水谷圭一 (京大 大学院情報学研究科) ,  松村武 (京大 大学院情報学研究科) ,  原田博司 (京大 大学院情報学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 132(RCS2017 93-142)  ページ： 43-48  発行年： 2017年07月12日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 第5世代移動通信(5G)システムにおける周波数利用効率のさらなる向上を目的として,Long Term Evolution(LTE)システムの上りリンクで用いられているDFT拡散OFDM(DFTs-OFDM)方式と親和性が高く,帯域外輻射電力(OOBE)を強力に抑圧可能なユニバーサル時間軸窓DFTs-OFDM(UTW-DFTs-OFDM)方式が提案されている。この方式では各DFTs-OFDMシンボルにOverlap Margin(OM)を付与してから長大な時間軸窓を乗じ,隣接シンボル同士をオーバーラップ処理することで十分な実効CP長を確保する。しかし,5Gで検討されている超高密度に配置された小セルネットワーク環境ではマルチパス伝搬遅延時間が比較的短いため,実効CP長の短縮が許容できると考えられる。本稿では,この小セル環境での運用を想定し,UTW-DFTs-OFDM方式からOMの付与およびオーバーラップ処理を省略することで,送信機構成を簡略化したUTW-DFTs-OFDM方式を提案する。また,マルチパス低遅延環境を想定したチャネルモデルを用いて計算機シミュレーションを行い,本方式の有用性を示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *OFDM ,  放射電力 ,  *移動通信 ,  携帯端末 ,  Fourier変換 ,  信号レベル
準シソーラス用語： 輻射電力 ,  *LTE【通信】 ,  離散Fourier変換 ,  PAPR

分類 (1件)： 移動通信  (ND08030H)

引用文献 (5件)：

• 水谷, 松村, 原田, “第5世代移動通信システムのための波形整形OFDM方式,” 信学技報, RCS2016-166, pp77-82, 2016年10月.
• F. Hasegawa, et al., “Static sequence assisted out-of-band power suppression for DFT-s-OFDM,” PIMRC2015, pp. 61-65. Sept. 2015.
• 児玉, 水谷, 松村, 原田, “ユニバーサル時間軸窓シングルキャリア周波数領域等化方式,” 信学技報, RCS2016-229, pp.117-122, 2016年12月.
• Rose Qingyang, Yi Qian, “An energy efficient and spectrum efficient wireless heterogeneous network framework for 5G systems,” IEEE Wireless Communications vol.52, issue 5, pp. 94-101, May 2014.
• 3GPP, “Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); User Equipment (UE) radio transmission and reception,” TS 36.101, Rel.8, ver.8.27.0, Mar. 2016.

タイトルに関連する用語 (5件)： マルチパス ,  低遅延 ,  環境 ,  運用 ,  OFDM