抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東芝テリーは,1953年のITV国産第一号機の製造に始まり,1980年代の撮像管から固体撮像素子への移行を経て現在まで,FA・マシンビジョン用途に最適化したカメラを提供することで広く産業界を支えており,′′確かな技術・信頼のブランド-TELI′′として高い評価を戴いている。近年,映像のデジタル化が進み,高度な画像処理技術がより身近になると同時に,画像に対する要求はますます高くなっている。しかしながらデジタルカメラの機能を生かすには,それならではの難しさもあり,アナログ時代とは異なる知識や準備が必要である。また巷ではスマートフォンを代表とする様々なガジェットに当然のように小型カメラが組み込まれ,機器の大型化や高額化に直結するレンズの収差補正やフィルター効果を画像処理により行っている製品が増えてきた。もちろん産業用用途でも同様な画像処理を用いて補正する技術があるが,製品開発するうえではできれば処理量は少ないに越したことはなく,また高い画像品質を得るためには従来通りレンズ・ケーブル・画像入力ボード・ソフトウェアなど周辺機器を含めた最適なシステム設計が重要であると考える。この連載では,′′USB3Visionカメラ編′′と′′マシンビジョン用光学系編′′に大別し,当社が特に推進する′′USB3Visionカメラ′′のほか,カメラ以外の周辺機器を含む映像ソリューションにスポットをあて,専門メーカーとは異なる視点で,より解りやすく説明していきたいと思う。(著者抄録)