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J-GLOBAL ID：201702250519028819   整理番号：17A0150855

傾聴エージェントの実現に向けた傾聴会話参加者の自他評価による数値化モデルの提案

著者 (4件)： HUANG Hung-Hsuan (立命館大 情報理工) ,  澁澤紗優美 (立命館大 大学院情報理工学研究科) ,  林勇吾 (立命館大 総合心理) ,  川越恭二 (立命館大 情報理工)
資料名： ヒューマンインタフェース学会論文誌(CD-ROM)  (Transactions of Human Interface Society (CD-ROM))
巻： 18  号： 1-4  ページ： 373-384  発行年： 2016年02月25日 
JST資料番号： L3614B  ISSN： 2186-828X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 傾聴ボランティアの現状は量だけでなく質の確保も困難な状況である。そこで,本稿では,専門の有資格者やボランティアの補助に,擬人化キャラクタによる常時傾聴サービスを提供することが可能な「傾聴エージェント」の実現を目指した。具体的には,まず,関連研究について紹介し,傾聴会話における話し手と聴き手の内部・外部状態の相互作用を表すモデルと人間同士による対話実験を通じて参加者の主観による相互評価を数値化し,分析する方法論を提案した。次いで,傾聴会話における参加者間気分・態度の相互作用モデルに関する3つの仮説を提示し,傾聴会話実験を行って仮説を検証し,内心の気分と表出する態度について,参加者自らの評価と他者評価を交えて考察した。さらに,実験結果を,ラベルデータの整形,傾聴エージェント実現可能性の検証,評価結果に影響を与える可能性のある要因の考察等について報告した。最後に,試作を行った傾聴会話参加者のローレベル・シグナル(笑顔,頷き,発話頻度)による態度の自動推定手法の結果を報告した。

シソーラス用語： *エージェント ,  *バーチャルリアリティ ,  相互作用 ,  *態度 ,  情報処理 ,  *感性 ,  *コミュニケーション ,  自己評価 ,  仮説検定 ,  推定
準シソーラス用語： *傾聴 ,  *擬人化会話エージェント ,  *仮想キャラクター ,  社会的相互作用 ,  相互評価 ,  *感性情報処理 ,  会話エージェント ,  *コミュニケーション支援 ,  他者評価 ,  感情推定

分類 (2件)： 人間機械系  (IB03000G) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (24件)：

• T. Bickmore, L. Bukhari, L. P. Vardoulakis, M. Paasche-Orlow, and C. Shanahan. Hospital buddy: A persistent emotional support companion agent for hospital patients. In 12th International Conference on Intelligent Virtual Agents (IVA 2012), pages 492-495, 2012.
• P. Ekman. Emotion in the Human Face. Cambridge University Press, 1982.
• M. Hall, E. Frank, G. Holmes, B. Pfahringer, P. Reutemann, and I. H. Witten. The weka data mining software: An update. ACM SIGKDD Explorations, 11(1):11-18, 2009.
• G. Hofstede, G. J. Hofstede, and M. Minkov. Cultures and Organizations: Software of the Mind. McGraw-Hill, 3rd edition, 2010.
• L. Huang, L.-P. Morency, and J. Gratch. Virtual rapport 2.0. In 11th International Conference on Intelligent Virtual Agents (IVA 2011), pages 68-79, 2011.

タイトルに関連する用語 (8件)： 傾聴 ,  エージェント ,  会話 ,  参加者 ,  評価 ,  数値化 ,  モデル ,  提案