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J-GLOBAL ID:201702250628611651   整理番号:17A0337710

トリクロサン応答性多剤耐性Acinetobacter aumannii MDR-ZJO6株のゲノムおよびトランスクリプトーム解析

Genomic and transcriptome analysis of triclosan response of a multidrug-resistant Acinetobacter baumannii strain, MDR-ZJ06
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巻: 199  号:ページ: 223-230  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: A0450A  ISSN: 0302-8933  CODEN: AMICCW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本研究ではトリクロサン耐性A.baumanni株ZJO6を誘導し,トリクロサン耐性機構を探究した。比較トランスクリプトーム解析は,数百の差次的発現遺伝子を同定した。これらの差次的発現遺伝子のおよそ半分は機能が不明であったが,MDR-ZJ06の特徴的な抗生物質耐性(AR)遺伝子のいずれも発現されなかったことは予想外であった。AR遺伝子とは対照的にユニバーサルストレスに応答するいくつかのタンパク質がトリクロサンによって誘導された。トリクロサンストレスは,ROS,エタノール,鉄および増殖期などのストレス条件にA.baumanniiの応答に関与するGPXおよびCAT遺伝子の過剰発現を誘導した。主要な抗酸化酵素の1つであるSODBはZJ06mで1.8倍アップレギュレーションされた。その意義は不明であるが,ストレス応答におけるその役割を考慮するとトリクロサン耐性におけるSODBの関与はさらなる探索に値する。また,ミノサイクリンおよびラボフロキサシンに対するZJO6mの感受性が増加した。感度の上昇のメカニズムは不明なままである。本研究では多剤耐性A.baumanniiのトリクロサンに対する応答を調べ,いくつかの新しいトリクロサン耐性関連遺伝子または突然変異を見出した。これらの結果は,トリクロサンに対する耐性の発達におけるA.baumanniiの一般的防御機構の役割を示唆している。
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  微生物生理一般 
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