抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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新しい膜分離装置によるバイオメタンの製造とその利用について紹介した。再生可能エネルギーとして期待が大きいバイオガスの製造施設は国内外で多く建設されている。バイオガスはほとんどがコージェネレーション発電されているが,最近ではバイオガスを精製し,二酸化炭素,硫化水素及びその他の微量物質を取り除きメタン濃度を高くしたバイオメタンとして利用される例が増えている。バイオガスからバイオメタンを製造する技術としては,水洗浄法が割合として最も多く,次いで化学洗浄法,PSA法,膜分離法などがある。この内,膜分離法を除き,精製後に水分を別途除去しなければならなかった。新しく開発した膜分離装置はガスコンデンサーと分離膜のみからのシンプルな構成であり,運転操作が簡便で,維持費が安く,設置費用も安価であった。バイオメタンの利用においては,オフサイトでの利用が求められており,ガスを充填した貯蔵容器を需要家まで運搬し,電気または熱エネルギーとして供給するシステムが提案されている。