抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
風況に恵まれる秋田県内は,冬季雷の問題があるものの,風力発電に適した地域である。由利本荘海岸風力発電所(16,100kW)が,2017年1月31日に竣工した。由利本荘海岸は風況に恵まれ,高さ70mにおける平均風速は7.7m/sで,主風向は西で,風車は南北に7基は配置されている。由利本荘海岸は,冬季に相当な雷撃に見舞われることが予想されたため,以下の雷害対策を行った;(1)ブレードの600C仕様化:600Cの雷電流を安全に放流できる仕様を採用することにより,ブレードが健全な状態に保たれていれば,雷撃により噴破飛散するような状況は回避される。(2)ロゴスキーコイルの取付:風車への雷撃を検知し,落雷直後に風車を停止させるため,各風車にロゴスキーコイルを取り付けている。なおロゴスキーコイルは,サーバーともローカルネットワークを構成しており,このネットワークをVPNを介してアクセスすることで,遠方からも雷電流を確認することが可能である。また,風車のナセル内,タワーボトム,風車屋外にネットワークカメラやマイクを設置し,これらの映像を通じて風車を遠方から監視できるシステムを構築している。