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J-GLOBAL ID:201702250877040904   整理番号:17A0865918

強力な植物アルカロイドであるIsorhynchophyllineは,多様な細胞シグナリングカスケードの調節を介して,ヒト肝細胞癌細胞におけるアポトーシスおよび抗転移効果を誘導する

Isorhynchophylline, a Potent Plant Alkaloid, Induces Apoptotic and Anti-Metastatic Effects in Human Hepatocellular Carcinoma Cells through the Modulation of Diverse Cell Signaling Cascades
著者 (15件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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Isorhynchophylline(Rhy)はUncaria rhynchophyllaの活性薬理学的成分であり,これまでに著しい抗高血圧作用および神経保護作用を発揮することが報告されている。しかし,その潜在的な抗癌活性についてはほとんど知られていない。本研究は,様々なヒト癌腫細胞株に対するRhyの抗癌効果を評価するために行った。著者らは,肺,膵臓,前立腺,頭頸部,乳房,多発性骨髄腫,脳および腎細胞癌を含むヒト癌腫細胞株と比較して,Rhyがヒト肝細胞癌HepG2細胞に対して実質的な細胞毒性効果を示すことを見出した。RhyはG1期に細胞での蓄積を特徴とするアポトーシスを誘導し,陽性アネキシンV結合,カスパーゼ8,9,3の活性化,PARP(ポリADPリボースポリメラーゼ)の切断が含まれる。Rhyのこの効果は,細胞増殖,細胞生存,転移および血管新生を媒介する様々なタンパク質のダウンレギュレーションと相関していた。そのうえ,細胞増殖,遊走,および構成的CXCR4(C-X-Cケモカイン受容体タイプ4),MMP-9(マトリックスメタロペプチダーゼ9)およびMMP-2の発現が,Rhy処置で阻害された。著者らは,ホスホキナーゼアレイプロファイリングアッセイを用いた発癌細胞シグナル伝達カスケードに対するRhyの効果をさらに調査した。Rhyは,リン酸化p38,ERK,JNK,CREB,c-Jun,AktおよびSTAT3シグナルを無効にすることが判明したが,興味深いことにリン酸化p53シグナルを増強した。本結果は,Rhyが肝細胞癌細胞における複数のシグナル伝達カスケードの調節を介して抗癌および抗転移効果を発揮できることを初めて示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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抗腫よう薬の基礎研究 
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