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J-GLOBAL ID:201702250915876206   整理番号:17A0561991

パーキンソン病 病態形成から薬理ゲノム学まで

Parkinson’s Disease: From Pathogenesis to Pharmacogenomics
著者 (1件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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パーキンソン病(PD)は先進国社会においてアルツハイマー病に次いで2番目に最も重要な加齢関連神経変性疾患であり,その有病率は30代の10万人当たり41人から80歳を越える人々の10万人当たり1900人強までに渡る。運動障害として,PD表現型は,硬直,安静時振戦,そして動作緩慢により特徴づけられる。パーキンソン病関連神経変性は運動症状の開始前の数十年前に発生するようである。潜在的な危険因子は環境毒素,薬剤,農薬,脳微小外傷,局所的脳血管損傷,そしてゲノム欠損を含む。パーキンソン病神経病理は,他の中枢神経系(CNS)構造および末梢組織の幅広い関与と共に,黒質緻密部のドーパミン作動性ニューロンの選択的喪失により特徴づけられる。ゲノム,後成的および環境因子と関連する発症機構は,ミトコンドリア機能調節不全と酸化ストレスと共にユビキチン-プロテアソームシステムにおける異常により,鍵となるタンパク質の立体構造変化と蓄積に繋がる。PDに対する従来の薬理学的処置は,ドーパミン前駆体(レボドパ,L-DOPA,L-3,4-ジヒドロキシフェニルアラニン),およびドーパミン作動薬(アマンタジン,アポモルフィン,ブロモクリプチン,カベルゴリン,リスリド,ペルゴリド,プラミペキソール,ロピニロール,ロチゴチン),モノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害剤(セレギリン,ラサギリン),そしてカテコール-O-メチルトランスフェラーゼ(COMT)阻害剤(エンタカポン,トルカポン)である。抗パーキンソン病薬の長期投与は,現在,追加的な精神運動性および自律性合併症と共に,「すり減り現象」を誘導する。これらの臨床合併症を最少化するため,新しい化合物が合成されている。PDの処置のための新薬および生物学的製剤は,ドーパミン作動性神経伝達を増強するために加え,早発性神経変性を減ずるため,ドーパミン作動性神経保護に狙いをつけるべきである。生化学的変化と治療成績はPD患者のゲノムプロファイルに高度に依存するので,オーダーメード医療は治療法を最適化するため,薬理ゲノム学的手順に依拠するべきである。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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神経系の疾患  ,  神経系疾患の薬物療法 
タイトルに関連する用語 (3件):
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