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J-GLOBAL ID:201702251109161744   整理番号:17A0992712

認知症における自己参照効果:アルツハイマー病および行動異型前頭側頭型認知症における皮質正中線構造の異なる関与【Powered by NICT】

The self-reference effect in dementia: Differential involvement of cortical midline structures in Alzheimer’s disease and behavioural-variant frontotemporal dementia
著者 (19件):
資料名:
巻: 91  ページ: 169-185  発行年: 2017年 
JST資料番号: W3168A  ISSN: 0010-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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自己に対する参照における符号化情報は,この情報源のためのその後の記憶を増強する。健常成人では,自己言及処理は皮質正中線構造(CMS)により仲介される,前腹側,背側前方および後部領域間の機能的分化であることが提案されている。Alzheimer病(AD)と行動異型前頭側頭型認知症(bvFTD)患者は情報源記憶障害を示したが,それらは,自己参照材料の典型的な記憶優位性を示すかどうかは不明のままである。もこれらの患者群におけるこのいわゆる「自己参照効果」(SRE)の神経相関を同定しようとした。SREパラダイムはAD(n=16)とbvFTD(n=22)患者と年齢をマッチさせた健常対照者(n=17)で試験した。このタスクにおいて,参加者は,自己参照または他の参照コード命令下で二背景シーン(源)の1つと対になった一般的な物体の画像,続いて項目と源認識記憶試験を検討した。ボクセルベース形態計測は,SRE測度間の相関とCMSにおける灰白質萎縮の領域を調べるために用いた。行動の結果は,自己参照符号化は,ADとbvFTD患者における有意な情報源記憶障害を改善しなかったことを示した。さらに,他の参照符号化への相対的自己言及の減少した利点は,一般的なエピソード記憶障害に関連しなかった。著者らの画像所見は,SREの減少は両患者群の背側前方CMSにおける萎縮と関連しており,ADにおける後CMSとbvFTDにおける前腹側CMSの付加的な関与であったことを明らかにした。これらの知見は,SREは,ADとbvFTD減少同等であるが,これは自己言及処理の異なるサブコンポーネントの障害に起因して生じることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経系の疾患  ,  神経系の診断  ,  中枢神経系 

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