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J-GLOBAL ID：201702251118009446   整理番号：17A0926126

テトラサイクリン濃度上昇による嫌気性消化装置の能力と微生物群変動

Performance and microbial community variations of anaerobic digesters under increasing tetracycline concentrations

著者 (3件)： XIONG Yanghui (King Abdullah Univ. Sci. and Technol.(KAUST), Thuwal, SAU) ,  HARB Moustapha (King Abdullah Univ. Sci. and Technol.(KAUST), Thuwal, SAU) ,  HONG Pei-Ying (King Abdullah Univ. Sci. and Technol.(KAUST), Thuwal, SAU)
資料名： Applied Microbiology and Biotechnology  (Applied Microbiology and Biotechnology)
巻： 101  号： 13  ページ： 5505-5517  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： H0764A  ISSN： 0175-7598  CODEN： EJABDD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 治療に用いられるが宿主に吸収されないテトラサイクリン(TC)のような抗生物質は下水に大量に排出される。下水処理場での嫌気性消化によるメタン/揮発性脂肪酸(VFA)生産へのTCの影響やTC存在下での嫌気性微生物群の特性を調査した。懸濁液中の化学的酸素要求量(COD),ATPレベルとバイオマス濃度はTC濃度が≦150μg/Lでは影響されなかったが,20mg/LのTC添加は,ATP低下とCOD上昇を生じた。テストした全TC濃度(0.1μg,150μg,20mg/L)でメタン生産への持続効果はなかったが,プロピオン酸の有意な増加を20mg/LのTC存在下で示した。微生物群解析は,メタノール資化性メタン細菌による代替メタン生成経路が高濃度のTC存在下での安定したメタン生産に重要であることを示唆した。プロピオン酸蓄積はVFA生産細菌増加とプロピオン酸利用菌減少に共役した。高濃度でのTC曝露後にリボソーム防御蛋白質関連TC耐性遺伝子量は上昇したが,排出ポンプ機構関連耐性遺伝子はどのTC濃度でも基底量であったが,これは微生物群変動によることを示唆する。

シソーラス用語： *嫌気性処理 ,  ミクロフローラ ,  *メタン発酵 ,  代謝経路 ,  ポピュレーションダイナミックス ,  嫌気性菌 ,  エノール ,  芳香族ケトン ,  フェノール類 ,  カルボアミド ,  エノン ,  芳香族縮合化合物 ,  アミノアルコール ,  ケト酸 ,  ジケトン ,  第三アミン ,  ヒドロキシ酸 ,  ヒドロキシケトン ,  ポリオール

分類 (2件)： 微生物の生態  (EG03040J) ,  下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H)

物質索引 (1件)： テトラサイクリン

タイトルに関連する用語 (4件)： テトラサイクリン ,  嫌気性消化装置 ,  能力 ,  微生物群