文献

J-GLOBAL ID：201702251125755322   整理番号：17A0980219

特性曲線法による水撃圧解析へのLagrange補間の適用

Application of Lagrange Interpolation for Water Hammer Analysis by Method of Characteristics

著者 (3件)： 浪平篤 (農研機構農村工学研究部門) ,  高木強治 (農研機構農村工学研究部門) ,  中矢哲郎 (農研機構農村工学研究部門)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
巻： 85  号： 1  ページ： IV_3-IV_4(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： パイプラインシステムの水理設計における水撃圧の予測は,数値解析によることが望ましいとされているが,水撃圧解析が可能なパイプラインの非定常流の数値解析手法の中では,特性曲線法が最も実用化されている。本手法は,時空間的に圧力と流量の計算点を一致させるため,定常流の数値解析との整合性を得やすく,空間刻みに対する時間刻みの比Δx/Δtを圧力伝播速度aと等しくできる場合は,高い精度で解析できる。しかし,分岐や合流が多い場合,この設定が困難な現場がある。こういう場合の対策として,解析に用いるaを理論値から15%以内で大きく設定することでΔx/Δt=aを満足させる方法や,空間方向における計算点間の物理量を補間によって求めて解析に用いる方法がある。本研究では,Δx/Δt=aを満足しない場合の空間的な補間方法として,物理量の空間微分を計算する必要がない3次Lagrange補間の適用を提案して,その有効性の検証を行った。

シソーラス用語： システム ,  パイプライン ,  設計 ,  *水撃圧 ,  予測 ,  *解析 ,  数値解析 ,  *特性曲線法 ,  非定常流 ,  精密化 ,  空間 ,  時間 ,  *内挿法 ,  *ラグランジアン
準シソーラス用語： Lagrange補間 ,  パイプラインシステム ,  空間刻み ,  時間刻み ,  水撃圧解析 ,  水撃圧予測 ,  水理設計

著者キーワード (5件)： パイプライン ,  水理設計 ,  水撃圧 ,  特性曲線法 ,  補間

分類 (2件)： パイプライン・空気・水力輸送  (QD05010T) ,  配管設計・工事  (RA07090J)

引用文献 (6件)：

• 土木学会(1999):水理公式集[平成11年版], 土木学会, 278-282.
• 農林水産省農村振興局整備部設計課(2009):土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計「パイプライン」, 農業農村工学会, 40-41, 218-263.
• Sibetheros, I., Holley, E. and Branski, J.M. (1991) : Spline Interpolations for Water Hammer Analysis, J. Hydraul. Eng., 117(10), 1332-1351.
• 田中良和(2011):有理関数CIP特性直線法による水撃解析の開発, 平成23年度 農業農村工学会大会講演会 講演要旨集, 82-83.
• 臼杵宣春, 吉野秀雄, 中 達雄(2001):パイプラインにおける水理解析手法について(第1回), ARIC情報, 62, 46-53.

タイトルに関連する用語 (4件)： 特性曲線法 ,  水撃圧 ,  解析 ,  補間