抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アルミニウム合金の鋳造においてメルト表面に形成する二重膜は,鋳造後の鋳物に多様な欠陥をもたらす問題がある。本研究においては,この課題克服のために,メルトに振動を印加する方法を提案した。対象合金としてA356とA357を用い,三つのタイプの減圧凝固実験を行なった。一つは,静止メルトを20分毎に炉から鋳造,二つ目は40Hzの機械的振動をメルトに与え20分毎に鋳造,三つ目は,二つ目と類似しているがフラックスを併用した。得たサンプルの密度測定,断面観察および元素分析を実施した。この結果,機械的振動の印加は二重膜に二つの効果を持つことを示した。これらは,二重膜欠陥の層間結合の形成の促進と水素の拡散の促進による酸化物層間の結合の形成の抑制あるいは遅延である。