抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,緊縮財政による自治体の土木技術職員の削減,公共工事の規模・件数縮小による若手土木技術職員の経験不足など,社会基盤を整備する土木技術の継承が,喫緊の課題となっている。本稿では,こういう状況の中で,長崎県(以下,本県)における若手下水道職員を対象とした新たな技術力向上について記した。本県においては,21世紀の新しい時代にふさわしい人材を育成・確保するために,平成11年に「ながさき人材育成プラン21」を策定した。土木部では,人材育成の具体的な方策を明確にし,計画的に実践していくために,平成17年に「土木部人材育成プログラム」を策定した。土木部人材育成プログラムのもと,専門知識の習得,必要な能力開発および執務活力の向上を目的とした研修の実施などにより,土木・建築行政の担い手となる職員の育成を図っている。国土交通省の取り組みを参考に,本県の若手下水道職員同士でネットワークを構成し,組織の枠を越えて,県と市町が密接な関係をもつことで,技術力向上を図ることを目的として,「長崎下水道場~夜景に負けない若手の輝き~」を平成28年9月に設立し,活動を行っている。