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J-GLOBAL ID：201702251398060389   整理番号：17A1297553

土壌の物理性を再考 物理性改善に役立つ作物栽培

著者 (1件)： 藤井はるか (道総研 中央農試)
資料名： 農家の友
巻： 69  号： 10  ページ： 24-26  発行年： 2017年10月01日 
JST資料番号： L8152A  ISSN： 0285-7057  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道南空知を中心とする水田転換畑において,転換初年目に子実用トウモロコシを栽培することで得られる効果について検証した。結果概要は,1)透水性と土壌還元状況の改善が確認された。2)子実用トウモロコシの根張りによる土壌孔隙の形成や,作物残渣のすき込みにより,土壌の保水や肥料の保持力が増加した。3)経済性を従来の輪作モデルと比較したところ,子実用トウモロコシ栽培区は,後作のコムギの増収効果が確認されたものの,収益性については作物種間の売価差の影響があり,対照区にやや劣る結果であった。子実用トウモロコシの栽培は土壌物理性改善や,後作物への収量向上に寄与し且つ,作業の省力性の高い作物であることから,輪作への導入が期待される。

シソーラス用語： *転換畑 ,  *トウモロコシ ,  透水性 ,  還元性 ,  形態形成 ,  土壌孔隙 ,  作物残渣 ,  保水性 ,  利益 ,  指標 ,  *土壌物理特性 ,  北海道 ,  輪作
準シソーラス用語： 根系発達 ,  収益性 ,  省力栽培 ,  *水田転換畑 ,  増収 ,  土壌保水性

分類 (2件)： 土壌物理  (FB04030R) ,  トウモロコシ  (FC03034D)

タイトルに関連する用語 (3件)： 土壌 ,  物理 ,  作物栽培