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J-GLOBAL ID:201702251421785435   整理番号:17A0658821

2014年冬のアジア大陸から流出による煙霧とアジアダストのエピソードのエアロゾルスペクトル光学特性の地上観測によるキャラクタリゼーション

Ground-based characterization of aerosol spectral optical properties of haze and Asian dust episodes under Asian continental outflow during winter 2014
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巻: 17  号:ページ: 5297-5309 (WEB ONLY)  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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長距離輸送(LRT)された煙霧が,アジア大陸からの流出の風下での領域放射収支と大気質に影響する。LRT煙霧のスペクトルエアロゾル光学特性のin situ観測は稀で,エアロゾル光学特性のしっかりとしたキャラクタリゼーションが必要である。本研究では,アジア大陸に由来するLRT煙霧とアジアダストのスペクトル光学特性をキャラクタリゼーションした。エアロゾル粒子の化学的,光学的な総合測定を,2014年冬のアジア大陸からの流出の風下域(韓国,大田)で行った。PM10(粒径10μm以下の粒子状物質)と550nmでの光散乱係数σs,550を,長距離輸送(LRT)煙霧エピソード(PM10=163.9±25.0μg m-3s,550=503.4±60.5M m-1)とアジアダストエピソード(PM10=211.3±57.5μg m-3s,550=560.9±151M m-1)で観測した。LRT煙霧エピソードの間,PM2.5(直径2.5μm以下の粒子状物質)化学組成の相対的寄与率における大きな変化は,淀んだ大気条件での粒子で見られず(2014年1月13~17日),PM2.5質量濃度の増加が,主にLRT汚染物質の蓄積で生じたことを示唆した。一方はオングストローム指数(Å)の漸減と単一散乱アルベド(ω)と質量散乱効率(MSE)の漸増が,恐らく粒径増加により淀んだ期間にみられた。これらの結果は,淀んだ期間の化学組成よりむしろ粒径の変化が,エアロゾル光学特性に影響する支配的要因であることを示唆した。アジアダストエピソードでの低いPM2.5/PM10比,Å(450/700)が,それぞれ平均で0.59±0.06,1.08±0.14でみられ,LRT煙霧エピソード(それぞれ0.75±0.06,1.39±0.05)におけるより高く,PM2.5/PM10質量比とÅ(450/700)が,アジア大陸からの流出でのエイジングしたLRT煙霧とアジアダストを区別するトレーサとして用いることができることを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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粒状物調査測定  ,  対流圏・成層圏の地球化学 

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