テクスチャ加工を施した流体力学パッド軸受中のBalancing Wedge Actionの性能

YAGI Kazuyuki; SUGIMURA Joichi; YAGI Kazuyuki; SUGIMURA Joichi

文献

J-GLOBAL ID：201702251592637022 整理番号：17A0573707

テクスチャ加工を施した流体力学パッド軸受中のBalancing Wedge Actionの性能

Performance of Balancing Wedge Action in Textured Hydrodynamic Pad Bearings

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資料名：
巻： 139 号： 1 ページ： 011704.1-011704.11 発行年： 2017年01月
JST資料番号： B0901A ISSN： 0742-4787 CODEN： JOTRE9 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

過去20年間に摩擦面へのテクスチャ加工の適用が関心を集めてきた。本研究は,”Balancing Wedge Action”(釣合楔作用)と名づけられた,モーメントの釣り合いを考慮したテクスチャ加工の特徴を数値的に調査した。解析対象は,複数のディンプルが並んだ面をもつパッド軸受と,スライダの組み合わせで,パッドがピボット周りに回転する機構である。表面テクスチャ加工を導入することにより,潤滑領域にわたる,全体の楔作用を促進される。本研究では,多数ディンプルが,無限パッド軸受の静止面上に創成される。解析では無次元ディンプル区間開始位置(Xdst),無次元ディンプル深さ(Hd),無次元ディンプル幅(Ld),無次元ディンプル区間長さ(Ld),無次元ランド(Lpv),ディンプル幅比(α),ディンプル数(N)が変化され,釣合楔作用により実現される荷重支持能力の挙動が調査された。一次元非圧縮Reynolds方程式が数値的に解かれて,中心位置のピボットを有する,無限パッド軸受の荷重支持能力を決定した。数値結果は,釣合楔作用の重要性を示した。複数ディンプルが,潤滑面の入口側または出口側に作成されるとき,正の荷重支持能力が実現され,他方で複数ディンプルが,中心領域まわりに配置されるとき,パッドに対して釣合解が得られないことが示された。結果は,Ldが一定の条件で,αが0から1に増えるにつれ,無次元荷重Wが単調増加し,またNが0から100に増えるにつれ,Wが開放ディンプル(一部のディンプルだけが潤滑液で満たされる場合)で一定値に逓減し,封入ディンプル(全ディンプルが潤滑液で満たされた場合)では,同じ一定値に向けて増加することが示された。

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潤滑一般

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