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J-GLOBAL ID：201702251686881965   整理番号：17A1611464

水熱環境下におけるFenton反応によるメタンの部分酸化

Partial Oxidation of Methane by Fenton Reaction under Hydrothermal Environment

著者 (3件)： ORITA Yasuhiko (Department of Chemical Engineering, Nagoya University) ,  MACHIDA Hiroshi (Department of Chemical Engineering, Nagoya University) ,  HORIZOE Hirotoshi (Department of Chemical Engineering, Nagoya University)
資料名： Journal of the Japan Institute of Energy (Web)  (Journal of the Japan Institute of Energy (Web))
巻： 96  号： 8  ページ： 339-345(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1021A  ISSN： 1882-6121  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： メタノールは,医薬品,燃料,樹脂の製造のための重要な工業材料である。メタノールは一般にメタンの水蒸気改質を通じてCOとH₂とを触媒反応させることによって合成される。しかし,このプロセスはエネルギーを消費する。従って,エネルギー消費の少ないメタノール直接合成法を開発すべきである。著者らはメタンからメタノールを直接合成するために水熱環境下でFenton反応を用いてメタンのフロー型部分酸化を実施した。パラメータの変動幅は反応温度100~250°C,反応時間2~31秒,初期のH₂O2/CH₄モル流量比0.5~2.0とした。フェントン反応を用いたメタン転化率は200°C未満の温度で触媒を用いない場合の転化率より高かった。メタン転化率はT=200°C,τ=31秒,H₂O₂/CH₄=2.0において最高値の6.04%に達した。従って,フェントン反応がヒドロキシルラジカルや反応活性種の形成を刺激したといえる。しかし,フェントン反応によるメタン転化率はT=250°Cで急速に低下し,触媒を用いない反応に比べて低い転化率であった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *Fenton反応 ,  *部分酸化 ,  水蒸気改質 ,  *水熱合成 ,  熱水 ,  高温 ,  転化率 ,  モル体積 ,  反応温度 ,  反応時間 ,  エネルギー消費 ,  ヒドロキシルラジカル ,  反応性 ,  C1化学 ,  *メタノール合成 ,  *直接合成 ,  省エネルギー技術 ,  節約 ,  脂肪族アルコール ,  アルカン
準シソーラス用語： 省エネルギー

著者キーワード (3件)： Methane hydrothermal oxidation ,  Fenton reaction ,  Methanol formation

分類 (1件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

物質索引 (2件)： メタノール ,  メタン

引用文献 (18件)：

• 1) Conley, B.; Tenn, W.; Young, K., Journal of Molecular Catalysis a-Chemical, 251(1-2), 8-23 (2006)
• 2) Hammond, C.; Forde, M.; Ab Rahim, M., Angewandte Chemie-International Edition, 51(21), 5129-5133 (2012)
• 3) Lee, J.; Foster, N., Journal of Supercritical Fluids, 9(2), 99-105 (1996)
• 4) Savage, P.; Li R.; Santini, J., Journal of Supercritical Fluids, 7(2), 135-144 (1994)
• 5) Sato, T.; Watanabe, M.; Smith, RL.; Adschiri, T.; Arai, K., Journal of Supercritical Fluids, 28(1), 69-77 (2004)

タイトルに関連する用語 (5件)： 水 ,  熱環境 ,  Fenton反応 ,  メタン ,  部分酸化