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J-GLOBAL ID：201702251689987373   整理番号：17A0958510

世界のブナ林(2)イランのブナとブナ林

著者 (1件)： 福嶋司
資料名： 海外の森林と林業  (Japanese Journal of International Forest and Forestry)
号： 99  ページ： 55-60  発行年： 2017年07月01日 
JST資料番号： L1235A  ISSN： 1882-6261  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 前回のブルガリアに続き,イランのブナ,ブナ林が紹介されている。砂漠のイメージが強いイランであるが,北部のカスピ海側の山脈北斜面には森林が存在する。標高等により植生は異なるが比較的高い場所にはブナ,それもオリエントブナ林がある。筆者は自身が訪れた内の4ヵ所について報告した。オリエントブナの形態的特徴,ヨーロッパブナとの関係・違い,またブナ林を構成する他樹種,低木層,林床の植物層などが場所毎に紹介され,次に伐採後の更新状況が報告された。イランでも森林は貴重な木材資源であり,伐採による資源量低下は相当なものであるが,ブナ林の更新についても追加の植林が行われない,林地内での牛の放牧がおこなわれている等の更新を阻害する要因があり,実際は危機に曝されているとした。

シソーラス用語： *ブナ ,  広葉樹林 ,  落葉樹林 ,  イラン・イスラム共和国 ,  砂漠 ,  森林 ,  湖沼 ,  高さ ,  *植生 ,  ブナ属 ,  特性 ,  構成 ,  林床植物 ,  灌木 ,  伐木 ,  森林更新 ,  林産資源 ,  再生 ,  放牧 ,  感覚 ,  自然保護
準シソーラス用語： *ブナ林 ,  *イラン ,  カスピ海 ,  標高 ,  ヨーロッパブナ ,  形態的特徴 ,  樹種構成 ,  低木 ,  伐採 ,  木材資源 ,  再植林 ,  *危機感 ,  *森林再生 ,  森林保護 ,  Fagus orientalis ,  コーカサスブナ ,  オリエントブナ

分類 (1件)： 植物生態学  (EE02000E)

引用文献 (2件)：

• Moslem Akbarinia, Tukasa Hukusima and Takashi Kamijo (1995a) A Comparative Study of the Vegetation Structure of the Fagus orientalis Forests in Iran and the Fagus crenata Forests in Japan. J. Phytosgeogr. & Taxon. 43:75-85.
• Moslem Akbarinia and Tukasa Hukusima (1995b) Regeneration Process of Fagus orientalis Forests after Cutting in Iran. J. Jpn. For. Soc. 77(2):170-178.

タイトルに関連する用語 (4件)： 世界 ,  ブナ林 ,  イラン ,  ブナ