抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スギ心去り平角材の人工乾燥では,弱減圧乾燥が従来の中温蒸気式乾燥に比べて大幅に乾燥時間を短縮できることが報告されている。しかし,熱風による加熱方法を採用する弱減圧乾燥では,製材中心部の材温が外周部に比べて低く推移することや,減圧時に真空ポンプにより熱風自体を機外へ排出することによる熱の損失が生じている。このため,一定時間ごとの復圧により材温の上昇を促し,熱の損失を低減する方法も考えられる。本研究では,常時減圧による乾燥と一定間隔での復圧による乾燥試験を実施し,乾燥速度,乾燥コスト,材色に与える影響を検討した。この結果,復圧時の温度条件等により乾燥速度は異なった。復圧による乾燥コストの低減効果は確認できず,材色を考慮した場合には,復圧による材色変化の影響が大きかった。(著者抄録)