文献

J-GLOBAL ID：201702252005308415   整理番号：17A0590165

DFT-D3計算によるThOの振動周波数のマトリックスシフトのモデル化

Modelling the matrix shift on the vibrational frequency of ThO by DFT-D3 calculations

著者 (2件)： Kovacs Attila (European Commission, Joint Research Centre, P.O. Box 2340, 76125 Karlsruhe, Germany) ,  Rode Joanna E. (Institute of Nuclear Chemistry and Technology, 16 Dorodna-Street, 03-195 Warsaw, Poland)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 146  号： 12  ページ： 124301-124301-10  発行年： 2017年03月28日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 三つの希ガス(Rg=Ne,Ar,およびKr)マトリックス中のThO分子について,振動周波数におけるマトリックスシフトの信頼性の高い推定に適した分散補正DFT-D3方法を見つけることを目的としたベンチマーク計算を行った。マトリックスは,ThO周りのRg原子の単一および二重の殻が考慮されたエクスプリシットなアプローチによってモデル化された。交換-相関汎関数の選択は,三原子ThO・・・Rgモデルのテスト計算に基づく。B3LYP,PBE0,CAM-B3LYP,およびLC-ωPBEの汎関数は,マトリックスシフトの推定に最も適していることが判明した。ThO周りのRgの単一シェルは,シフトの大部分を占めた。第二のRgシェルを追加することはわずかな改善しか齎さなかった。連続体の溶媒和モデルは,マトリックス全体がモデルによって処理された場合と,最初のシェルがエクスプリシットに処理された場合と,残りが連続体の溶媒和モデルで処理された場合の両方で,Rgマトリックスの効果をかなり過大に評価した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 密度汎関数法 ,  *酸化トリウム ,  振動数 ,  希ガス ,  *マトリックス効果 ,  ネオン ,  アルゴン ,  クリプトン ,  溶媒和 ,  *分子振動
準シソーラス用語： ホストマトリックス ,  マトリックスホスト ,  振動周波数

分類 (1件)： 分子の性質一般  (BH05031D)

タイトルに関連する用語 (6件)： DFT ,  計算 ,  振動周波数 ,  マトリックス ,  シフト ,  モデル化