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J-GLOBAL ID:201702252215446682   整理番号:17A0758634

植物土壌ミミズ系に及ぼすセレンの異なる形の影響【Powered by NICT】

Effect of different forms of selenium on the plant-soil-earthworm system
著者 (6件):
資料名:
巻: 180  号:ページ: 231-240  発行年: 2017年 
JST資料番号: H0325A  ISSN: 1436-8730  CODEN: JNSSFZ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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セレン(Se)はヒト,動物,及びある種の下等植物の必須微量栄養素であるが,高濃度ではSeが生物への毒性を示した。Se有益な効果とその毒性の間の境界は狭く,その化学形,濃度,および他の環境調節因子に依存する。高濃度で毒性の潜在的リスクのため,本研究の目的は,コムギ土壌ミミズ系の応答に及ぼす異なる形のSeの濃度増加の影響を推定することであった。土壌,ミミズ,およびコムギ穀粒は0.01,0.1の濃度,および1mg kg~( 1)における亜セレン酸塩とセレン酸塩の形でSeに曝露した。コムギにおける酸化ストレスの指標として,脂質過酸化レベル(LPO)と全H_2O_2含量を測定したが,抗酸化応答はカタラーゼ(CAT),グルタチオンペルオキシダーゼ(GPX),グルタチオンレダクターゼ(GR)活性により測定した。ミミズにおけるバイオマーカー応答はアセチルコリンエステラーゼ(AChE),カルボキシルエステラーゼ(CES),抗酸化酵素(CATとグルタチオンS-トランスフェラーゼ)活性により測定した。亜セレン酸塩とセレン酸塩がコムギとミミズ中のSe含有量を増加させたが,セレン酸塩適用はより効率的であり,このSe型の高い生体内蓄積を示した。両Se型はLPOレベルとH_2O_2含量の有意な変化を生じなかったが,一方GPX活性は全ての処理で上昇しており,酸化ストレスはコムギでは誘導されなかったことを示唆した。ミミズでは,Seはいくつかの濃度でAChE及びCATの活性を有意に低下したが,CES活性は適用したすべての濃度で増加した。本研究はコムギとミミズで測定した生化学的応答に及ぼすSeの有意な影響を示し,ホメオスタシスの破壊を示した。得られた結果は,Se影響に関する更なる研究のための基礎として役立つことができ,土壌生態系の異なる成分に及ぼすSe影響の理解に必要な異なる側面を含むのに役立つであろう。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (3件):
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植物の生化学  ,  植物栄養  ,  土壌化学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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