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J-GLOBAL ID:201702252229568275   整理番号:17A0918376

てこによる変位拡大機構を用いたボルトの緩み可視化座金ユニットの開発

Development of Visualization Washer Unit for Detecting Bolt Loosening by Using Displacement Magnification Mechanism of Lever Type
著者 (5件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 96-106(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0886A  ISSN: 2188-9023  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ボルトの緩みの点検作業の大部分は目視点検が占めており,緩み度合いの認識ができない欠点がある。そのため緩み点検の確実な方法として,スパナやトルクレンチによる確認が有効とされている。しかし,時間を要し点検効率を低下させることから敬遠されがちである。また現実的には一度締めたボルトは設備やシステムに異常が生じない限りメンテナンスされることは少ない。このような現状を踏まえ,点検作業の主流を占める目視点検の欠点を補うために,ボルトの緩み度合を可視化できる標記座金ユニットの開発について報告した。本開発では強度区分の低いボルトを対象とし,M16ボルトを使用て座金ユニットの製作を行った。主な結果を述べた。1)可視化の重要な機構は,皿ばね座金の復元力を用いて変位拡大板Tの順守降下にある。緩みを「締っている」と誤らないために,重力とネオジム磁石により常に緩み側(降下側)へ働いている。このことは安全確認型のシステムを構成しており,このような機構をねじに適応したのは,本研究がはじめてである。2)座金ユニットは,ヒステリシス差の大きい皿ばね座金を利用しているため,復元変位に対し軸力降下が著しい。そのため微小な緩みに対し,皿ばね座金の復元変位も小さく変位拡大板Tの拡大も少ない。微小緩みについては,近距離での目視確認が必要とされることから,より明瞭化するためのさらなる拡大が課題でもある。3)座金ユニットは,ボルト緩みの可視化を目的に「単純」「頑丈」「安価」を基本とし設計製作を行った。従来の目視点検が,より緩み程度の可視化されることにより,緩んだ状態で放置されることなく,保全されることが期待される。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
設備管理  ,  ファスナ類,締付,し緩,継手 

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