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J-GLOBAL ID:201702252257928323   整理番号:17A0279421

中年の歯状回において新しく増殖した細胞とニューロブラストの数に対するストレスとグループ営巣での性差

Sex Differences in Stress and Group Housing Effects on the Number of Newly Proliferated Cells and Neuroblasts in Middle-Aged Dentate Gyrus
著者 (6件):
資料名:
巻: 2017  号: Jan  ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ストレスとその処置応答の性差は老年では良く調査されてきたが,中年でこの差が見られるかは知られていなかった。そこで本研究では中年マウスのオスとメスにおいて,急性ストレスと社会的相互作用が歯状回(DG)における初期神経新生および海馬が関係する記憶に与える影響を調べた。DGで新しく増殖した細胞とニューロブラストの数,対象認識と場所記憶を9月齢のオスとメスのC57BL/6Nマウスを使って,ベースライン条件と急性ストレス条件およびグループ営巣条件で調べた。営巣グループとして3匹の同種の仲間をストレス条件での社会的相互作用モデルとして用いた。まずベースライン条件では,オスの増殖細胞数とニューロブラスト数はメスより少なかった。一方ストレス印加によってメスのDGでは急激な増殖細胞数とニューロブラスト数の減少があったが,オスのDGでは明確な変化は無かった。グループ営巣は相手の月齢に関わらず,ストレスによるメスのDGでの増殖細胞数とニューロブラスト数の減少を防いだ。それに対して,若いか同月齢の仲間が存在すると,オスの増殖細胞数とニューロブラスト数がストレス依存的に減少した。ストレス条件でもグループ営巣条件でも,オスメス共に対象認識と場所記憶の成績に変化は無かった。以上より,中年のメスはオスに比べてストレスに影響を受けやすく,DGでの初期神経新生が減少した。しかしオスメス共に海馬が関係する記憶成績はストレスの影響を受けなかった。中年のメスはオスよりも社会的相互作用の恩恵を受けた。従って,中年のメスのDGでの初期神経新生のストレス誘起現象に対しては,社会的相互作用が治療の効果があることが示唆された。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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神経の基礎医学 

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