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J-GLOBAL ID：201702252275393108   整理番号：17A0193691

一重項分裂動力学に及ぼす高周波モードの影響

Effect of high-frequency modes on singlet fission dynamics

著者 (5件)： Fujihashi Yuta (Division of Materials Science, Nanyang Technological University, Singapore 639798, Singapore) ,  Chen Lipeng (Division of Materials Science, Nanyang Technological University, Singapore 639798, Singapore) ,  Ishizaki Akihito (Institute for Molecular Science, National Institutes of Natural Sciences, Okazaki 444-8585, Japan) ,  Wang Junling (Division of Materials Science, Nanyang Technological University, Singapore 639798, Singapore) ,  Zhao Yang (Division of Materials Science, Nanyang Technological University, Singapore 639798, Singapore)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 146  号： 4  ページ： 044101-044101-11  発行年： 2017年01月28日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一重項分裂は,一重項励起が隣接分子上に存在する2つのスピン相関三重項励起に分裂することによるスピン許容エネルギー変換過程であり,そして有機太陽光発電の効率を劇的に増加させる可能性を持つ。ペンタセン誘導体の最近の時間分解非線形スペクトルは,効率的分裂において高周波振動モードの重要性を示している。本研究で,著者らは,測定した線形スペクトル及び非線形スペクトルのフィッティングからのパラメータを用いた量子動力学計算による分裂動力学に及ぼす振動誘起ゆらぎの影響を探索した。著者らは,分裂動力学が分子内振動モードの周波数に強く依存することを実証した。さらに,著者らは分裂動力学に及ぼす2つの振動モードの影響を調べた。第2の振動モードを含めることは,そのHuang-Rhys因子が比較的小さい場合でも,付加的分裂チャネルを生成する。より多くの振動モードを加えることは,分裂それ自体を増大させないかもしれないが,分裂動力学と支配的振動モードの間の相互作用に劇的に影響を与え得る。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *エネルギー移動 ,  許容遷移 ,  *分子振動 ,  *振動モード ,  量子ゆらぎ ,  周波数依存性 ,  分子動力学 ,  量子論 ,  時間分解分光法 ,  ポリアセン ,  Brown運動 ,  太陽電池
準シソーラス用語： *一重項分裂 ,  量子動力学 ,  ペンタセン誘導体 ,  有機太陽電池

分類 (1件)： 分子の電子構造  (BH05010Q)

タイトルに関連する用語 (3件)： 一重項分裂 ,  動力学 ,  高周波