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J-GLOBAL ID：201702252288095862   整理番号：17A0626583

鏡像スクリーニングシステムのためのGrb2 SH2ドメイン蛋白質の合成

Synthesis of Grb2 SH2 Domain Proteins for Mirror-Image Screening Systems

著者 (8件)： NOGUCHI Taro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  ISHIBA Hiroyuki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  HONDA Kaori (RIKEN, Saitama, JPN) ,  KONDOH Yasumitsu (RIKEN, Saitama, JPN) ,  OSADA Hiroyuki (RIKEN, Saitama, JPN) ,  OHNO Hiroaki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  FUJII Nobutaka (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  OISHI Shinya (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Bioconjugate Chemistry  (Bioconjugate Chemistry)
巻： 28  号： 2  ページ： 609-619  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： W0169A  ISSN： 1043-1802  CODEN： BCCHES  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Grb2は細胞内シグナル伝達を仲介するアダプター蛋白質であり,EGFRその他のシグナル伝達分子のリン酸化チロシンを含むペプチドと相互作用するSH2ドメインを持ち,抗癌剤の標的とされている。本研究では,Grb2 SH2ドメイン蛋白質の天然物(L-蛋白質)およびその鏡像異性体(D-蛋白質)を合成し,新規阻害剤を同定するスクリーニングシステムを構築した。蛋白質合成法としては2セグメントのペプチドを単一のネイティブケミカルライゲーション(NCL)法で結合する方法と3セグメントのペプチドをN末端からC末端へNCLする方法を試み,後者の方が効率が高いことを認めた。Grb2 SH2ドメインのN末端またはAla¹¹⁵残基に蛍光標識してリン酸化チロシン含有ペプチドとの結合を検出するプローブとした。これら合成した鏡像対称合成rb2 SH2ドメイン蛋白質は期待通りリン酸化EGFRに結合したが,L-蛋白質とD-蛋白質はそれぞれ選択的にL-ペプチドとD-ペプチドと相互作用した。

シソーラス用語： *エナンチオマ ,  アダプタータンパク質 ,  結合部位 ,  細胞情報伝達 ,  EGF受容体 ,  リン酸化 ,  タンパク質合成 ,  *ペプチド合成 ,  固相合成 ,  蛍光標識
準シソーラス用語： EGFR ,  Grb2蛋白質 ,  SH2ドメイン ,  *ネイティブケミカルリゲーション ,  ネイティブ化学連結反応 ,  *鏡像異性体 ,  固相法ペプチド合成 ,  細胞内シグナル伝達 ,  蛋白質チロシンリン酸化

分類 (2件)： ペプチド  (CF10080G) ,  化学合成  (EB03030J)

タイトルに関連する用語 (5件)： 鏡像 ,  スクリーニングシステム ,  Grb2 ,  SH2ドメイン ,  蛋白質