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J-GLOBAL ID:201702252406651580   整理番号:17A1625791

VBM技術により解析した軽度認知障害を伴うパーキンソン病患者における脳構造の変化【Powered by NICT】

Changes of brain structure in Parkinson’s disease patients with mild cognitive impairment analyzed via VBM technology
著者 (14件):
資料名:
巻: 658  ページ: 121-132  発行年: 2017年 
JST資料番号: W0118A  ISSN: 0304-3940  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ボクセルに基づいた形態計測(VBM)技術を用いた非痴呆パーキンソン病患者における脳灰白質容積および白質密度の変化を解析するためにパーキンソン病患者軽度認知障害(PD MCI)における脳構造変化の特徴を調べ,それらの固有の病理学的変化を明らかにした。PD MCIの診断基準に基づいて,23PD MCI患者,正常認知(PD NC)23パーキンソン病患者,及び21名の年齢と性別一致健常者が研究に参加した。スキャンは,3.0T MRスキャナ上の全被験者で行った脳構造的磁気共鳴画像を得た。画像はMatlab R2008aプラットフォーム上のSPM8ソフトウェアパッケージからVBM8ツールを用いて前処理し,データを群間で灰白質容積および白質密度の違いを比較し,全体的な認知機能に対応する脳構造変化を評価するためにSPM統計的ソフトウェアパッケージを用いて解析した。対照群と比較して,PD NC群は灰白質萎縮に罹患しており,主に前頭前葉,辺縁葉と左側頭回であった。PD MCI群は前頭葉,辺縁葉,大脳基底核と小脳で見出された灰白質萎縮であった。PD NC群と比較して,PD MCI群は左側中側頭回,下側頭回と前頭葉で見出された灰白質萎縮であった。灰白質領域は右帯状回および辺縁葉を含むMMSEスコア(主に記憶関連)と相関した。灰白質領域は前頭葉,基底核,海馬傍回,後頭葉および小脳を含むMoCAスコア(主に無記憶関連)と相関した。,非認知症PDの全体的な認知機能は主に前葉および辺縁系に位置しており,皮質下萎縮が支配的であった。PD MCI患者の構造変化は,全体的な認知機能と関連しており,萎縮性領域は主に前葉および辺縁系に位置し,皮質下萎縮が支配的であった。,辺縁葉の萎縮は記憶障害と関連しているが,前頭葉萎縮は,実行機能障害と関連している。更にPD早期認知障害段階とPD MCI段階の微妙な脳構造はVBM技術により検出することができ,このようにして,局所脳萎縮はPD MCIの早期診断のための神経画像マーカーとなる可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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神経系の診断 

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