抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アカオネッタイチョウ(Phaethon rubricauda)は,太平洋とインド洋の熱帯から亜熱帯に広く分布し,これらの海域の海洋島で繁殖する。本種の飛来は,東北地方北部から八重山諸島までの広範囲で確認されているが,中国地方での記録はない。ここでは,2016年10月に岡山県で初めてアカオネッタイチョウの幼鳥の飛来が確認されたので報告した。本個体は,瀬戸内市邑久町尾張の駐車場内(北緯34°39′N,東経134°05′E)で発見され,鳥獣保護センターに保護されたが,同日に死亡した。南方の繁殖地で巣立ったと考えられるアカオネッタイチョウの幼鳥が,同県に飛来した理由として,台風の影響が考えられた。